週刊地震情報 2026.8.16
滋賀県北部で5年ぶりの震度3 海外でM7クラス相次ぎ発生

2026-08-16 10:06 ウェザーニュース

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この1週間に国内で観測された有感地震の回数は、前週に比べて減少しています。

引き続き熊本地震の活動域で地震が多く、本州の陸域の地震が目立ちました、震度3以上の地震は11回発生しています。(8月10日〜16日10時の集計)
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国内:滋賀県北部の地震で震度3

滋賀県北部の地震

10日(月)0時48分頃、滋賀県北部を震源とするマグニチュード4.3、深さ16kmと推定される地震が発生しました。この地震で滋賀県彦根市、長浜市、高島市、米原市、岐阜県大垣市などで最大震度3を観測しています。

滋賀県北部を震源とする地震で震度3以上を観測するのは2021年8月以来、5年ぶりです。地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、横ずれ成分を含んでいると解析されています。

滋賀県内には多数の断層帯

滋賀県内には多くの活断層が存在しています。今回の震源は滋賀県東部から岐阜県南西部にのびる今須断層の近くでしたが、この断層の活動とは異なるメカニズムです。若狭湾からのびる柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯の最も南に位置する、大清水断層と関連している可能性が考えられます。

気象庁の観測データが整備されている1919年以降に滋賀県を震源とする浅い地震で最も規模が大きかったのは1950年のマグニチュード5.4で、近年は大きな地震が起きていません。(深発地震では1925年のマグニチュード6.7が最大)

ただ、歴史的な記録の中には琵琶湖の東岸で1819年にマグニチュード7.3前後の地震があり、前述の柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯や琵琶湖西岸断層帯はマグニチュード7クラスの地震を起こすポテンシャルを持っています。
滋賀県北部で震度3の地震 各地の震度

国内:熊本地震の活動域 地震発生数はほぼ横ばい

熊本地震の活動

令和8年熊本地震に伴う活動は、この1週間に関してみると大きな変動はみられていません。有感地震の回数や微小な地震の発生状況は増減を繰り返しつつも、ほぼ横ばいの状況です。

震度3以上の地震でみても、10日(月)〜15日(土)で9回発生し、前週の3日(月)〜9日(日)10回と変わらない水準になっています。

12日(水)13時05分には熊本県天草・芦北地方を震源とするマグニチュード5.0、深さ13kmと推定される地震が発生し、熊本県八代市、宇城市、上天草市、長崎県諫早市、雲仙市などで最大震度4の揺れを観測しました。

この規模の地震が発生しやすい状態は続いていますので、復旧作業などを行う場合は急な揺れへの備えを欠かさないようにしてください。
熊本県天草・芦北地方で震度4の地震 各地の震度

世界:インドネシアでM7.7の地震 今年世界2番目の規模

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は5回発生しています。最も大きな地震はインドネシアで発生したマグニチュード7.7です。

今年世界で発生した地震の中では、6月にフィリピンで発生したマグニチュード7.8に次ぐ2番目の規模になります。

日本時間の15日(土)朝、インドネシア・フローレス島付近を震源とするマグニチュード7.7、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは南北方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。

震央付近では改正メルカリ震度階級IX〜VIII程度の強い揺れに見舞われ、建物の倒壊などにより多数の死者が出ていると報じられています。

また、この地震では津波が発生し、震央近くの観測所では最大94cmの潮位変動を観測しました。
関連記事「インドネシア付近でM7.7の地震」

1992年にはM7.8の地震で津波被害

インドネシアはインド・オーストラリアプレートがユーラシアプレートに沈み込む境界に位置していて、日本に匹敵する地震国の一つです。

今回の地震はユーラシアプレートの一部と考えられている、スンダプレートの内部で破壊が生じたことによる地震とみられています。

1992年には今回の震源の近くでマグニチュード7.8の地震が起きていて、その際は今回以上の高い津波が発生したことで甚大な被害が出ています。

南米コロンビアではM7.4

日本時間の10日(月)夜、コロンビア西部を震源とするマグニチュード7.4、深さ約110kmと推定される地震が発生しました。

地震のメカニズムは横ずれ型と解析しています。コロンビアの陸域でマグニチュード7以上の地震が発生したのは2016年以来です。

この地震はナスカプレートが南アメリカプレートに沈み込む地域で発生しました。震源の深さからナスカプレートの内部で発生した地震とみられます。

今回の地震は深さが約110kmのいわゆる深発地震です。同規模の浅い地震に比べると揺れは弱くなる傾向がある一方で、エネルギーが広範囲に伝わりやすく、遠方の建物にも被害を及ぼしやすい特徴があります。揺れは隣国のエクアドル、パナマ、ベネズエラでも感じられました。

揺れが大きかった地域では建物の倒壊が相次ぎ、300人近い方が亡くなり、行方のわからない方も多数いると伝えられています。
関連記事「南米・コロンビアでM7.4の大地震」
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出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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