元を断つことが重要 通電火災を起こさないよう避難時・帰宅時に確認を

2026-07-31 13:39 ウェザーニュース

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1995年の阪神淡路大震災では、古い耐震基準だった建物の倒壊や家具の転倒に加え、停電復旧時の発火による『通電火災』が多発しました。

地震直後は避難時にブレーカーを落として火災を防ぐとともに、先日に発生した「令和8年熊本地震」で被災した地域では余震による二次被害にも警戒が必要です。

過去の事例を用いて、『通電火災』について解説します。
令和8年熊本地震 被災地支援のための天気

通電火災とは?

大地震が発生した際は、広範囲で停電が発生する可能性があります。

このときブレーカーを落とさずに外へ避難すると…。

電気が復旧した際に地震で倒れていたり、家具の下敷きになっていた電気製品が再び作動して、これが火元となって起こるのが“通電火災”です。

対策のポイントは“元を断つ”こと

地震や停電からの復旧時に起きる「通電火災」は、元を断つことで防げます。

避難時と帰宅時に4つのポイントを必ず確認しましょう。

①避難・外出時はブレーカーを落とし、プラグを抜く
②帰宅後はガスのにおいと配線・家電の損傷を確認してからブレーカーを戻す
③水に浸かった家電・ガス機器・石油機器は使わない
④通電後、しばらく異常がないか見ておく

通電火災は時間差で発生

通電火災が怖いのが、時間差で発生するため発見が遅れることです。

地震発生とともに出火した場合、人が対応できるのですが、避難し無人となったあとに電気が復旧し、出火する事が多いのです。

これにより発見、消火が遅れ、揺れで散乱した室内の物に引火。あっという間に火災が拡大してしまうのです

夏の通電火災で特に注意したいのが、つけっぱなしになりがちな扇風機やサーキュレーターです。地震で倒れた拍子にコードが破損し、停電復旧時にショートして発火する危険があります。また、水害等で基板が濡れたエアコンや、背面コードが潰れた冷蔵庫もリスクが高まります。
関連記事「火事で気をつけたい5つの“NG対処法”」

火災の6割が通電火災だった

この通電火災の危険性が明らかになったのは、阪神淡路大震災の時でした。

原因が特定された建物火災の約6割が、通電火災だったといわれます。なお東日本大震災でも火災の過半数が電気関係の火災と言われます。

いまはセーフティー機能がある家電が増えてきていますが、避難時は慌てて外に出る前に、「ブレーカー」をチェックするということをこころがけてください。
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参考:復電前チェックリスト https://dohcuoeh.com/r8kumamoto12/#index_id6

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