熱中症予防に活用したい「暑さ指数(WBGT)」 気温とどう違う?

2026-07-11 05:00 ウェザーニュース

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天気予報や情報番組でよく耳にする「暑さ指数(WBGT)」。気温との違いをご存知でしょうか?

暑さ指数とは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで開発された指標です。単位は気温と同じ℃で示されますが、気温だけでなく、湿度、日射・輻射(ふくしゃ/建物や地面からの照り返し)などの熱も取り入れた数値になっています。これからの暑い季節、屋外での作業や運動をする際は、暑さ指数に応じた注意が必要です。
熱中症情報 暑さ指数(WBGT)を確認

気温とは異なる指標

熱中症は、私たちの体の熱の産生と放出のバランスが崩れて体温が上がり、めまいや頭痛、けいれんなどの症状を起こす障害です。暑さ指数は、気温や湿度、日差しの強さなど、人体と周囲の環境との熱のやり取り(熱収支)に着目した指標です。

暑さ指数の算出法からもわかるように、熱中症対策には気温だけでなく、汗の蒸発しやすさに影響する湿度や、地面や建物からの輻射熱が重要です。
特に都市部では、地面がアスファルトやコンクリートで舗装されている場所が多く、輻射熱の影響を受けやすくなります。

また、ベビーカーに乗った赤ちゃんやペットは、大人よりも地面に近く、照り返し(輻射熱)の影響を受けやすいため、さらに注意が必要です。

暑さ指数はどう使う?

暑さ指数は、「日常生活に関する指針」では「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」の4段階に分けられ、注意すべき目安が示されています。特に注意したいのが、暑さ指数が28℃以上(厳重警戒)になったときです。

運動するときや職場で体を使った作業をするときなどは、暑さ指数に応じた注意が必要です。熱中症は、油断すると命にもかかわる危険なものです。熱中症の発症には、気温や湿度などの環境だけでなく、服装や体調など個人の条件も大きく影響します。

この時期は、天気予報などで暑さ指数も確認しながら、直射日光を避ける、激しい運動や作業を控える、こまめに水分補給をする、十分な休息を取るなど、暑さ指数に応じた熱中症対策を心がけましょう。
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参考資料:「熱中症環境保健マニュアル2022」、熱中症予防サイト(環境省)
医師監修:ウェザーニューズ気象病顧問アドバイザー・愛知医科大学客員教授・中部大学教授、佐藤純先生

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
双子の星⋆*さん

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