線状降水帯で九州北部に記録的大雨 筑後川水系に沿って冠水被害

2026-07-02 16:40 ウェザーニュース

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7月1日(水)夜から2日(木)明け方にかけて、梅雨前線の活動が急激に活発化し、九州北部を中心に非常に激しい雨が降り続きました。

ウェザーニュースアプリに届いたリポートや冠水状況に関する調査結果から、今回の大雨による影響地域と被害状況をまとめました。

線状降水帯が相次いで発生

気象庁は7月2日(木)0時39分に長崎県北部・佐賀県南部で線状降水帯の発生を発表。その後、福岡県筑後地方(2時28分)、大分県西部(3時9分)、熊本県阿蘇地方(3時19分)でも相次いで発表されました。

アメダスでは熊本県南小国で1時間に73.5mm、3時間で104.5mmを観測し、熊本県鹿北では1時間に70.0mm、3時間で115.5mmの非常に激しい雨を観測しました。24時間降水量では長崎県佐世保市が209.5mmに達し、長崎県や佐賀県、福岡県の筑後や熊本県の阿蘇などで雨量がかさみました。

熊本県小国町の筑後川では、杖立橋付近(左岸)で溢水によって氾濫が発生したことで浸水被害のおそれが生じ、2日(木)4時20分にレベル5氾濫発生情報(水位到達情報)が発表されました。

また、熊本県の菊池川水系でもレベル4の氾濫危険警報が発表(その後レベル3に引き下げ)され、山鹿市・菊池市・熊本市でも氾濫の危険が高まる状況となりました。

「筑後川水系」に沿って冠水被害

ウェザーニュースアプリに届いたウェザーリポートと冠水状況に関する調査の2つのデータを分析すると、筑後川水系の流域に沿って道路冠水が発生していたことがわかりました。

レベル5の氾濫発生情報が発表された筑後川源流の熊本県小国町から、本流中流の佐賀県三養基郡みやき町(「線状降水帯により筑後川が増水」)、そして筑後川の支流・宝満川の流域にあたる佐賀・福岡県境付近まで、時間とともに被害が広がっていきました。ウェザーリポートには、それぞれの地点から現地の様子が届いています。
さらに、ウェザーニュースアプリの冠水状況に関する調査で届いた回答を見てみると、7月1日(水)の深夜23時台から宝満川流域の佐賀県鳥栖市付近で足首〜すねの冠水報告が相次ぎ、2日(木)1時51分には同じく宝満川流域の福岡県太宰府市付近で「ひざ以上」の最も深刻な冠水が報告されていました。

筑後川の源流(熊本県小国町)でレベル5の氾濫が起きた夜、その支流・宝満川の流域でも深刻な冠水が広がっていたことが、周辺のウェザーニュースアプリユーザーの報告によってわかりました。

雨が落ち着いた後も土砂災害に警戒

九州北部は雨が落ち着いていますが、川の水位はまだ高いところがあります。引き続き、水位の高い川の周辺には近寄らないでください。

また、今回の大雨によって地盤がゆるんでいるおそれがあり、土砂災害の発生するリスクが高くなっています。ウェザーニュースアプリでは、実際に福岡県・長崎県・熊本県・大分県から土砂崩れが発生している報告も届いています。

崖の近くなど土砂災害の発生するおそれのある地区にお住まいの方は、市町村から発表される避難情報などに注意してください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
カスミソウさん(熊本県小国町)
ララさん(佐賀県みやき町)
鋼の連勤術師さん(大分県日田市)

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