梅雨のむくみ、だるさ、頭痛…、なぜ起こる? 原因と対策を解説

2026-06-17 05:00 ウェザーニュース

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梅雨は曇りや雨の日が多く、日照時間が少なくなるうえ、湿度も高い季節です。空模様がすっきりしない日が続くと、体の調子もなんとなくすぐれないと感じることはないでしょうか。

「梅雨はむくみに注意したい」と、イシハラクリニック副院長・石原新菜先生は話します。むくみや頭痛、倦怠感など、いわゆる“梅雨だる”のような不調が起こりやすいといいます。むくみ解消に役立つ食材や簡単な対策について教えていただきましょう。

梅雨は体調が悪くなりがち?

梅雨どきは、何となくだるい、体が重い、頭が痛いなどの不調に悩まされる人が少なくありません。

「人体の約60%は水分でできているといわれるほど、人の体のなかで水分が占める割合は大きいものです。血液として全身を巡るほか、細胞間で栄養や老廃物のやり取りをしたり、それらを回収して尿として排出したりするなど、水の役割は多岐にわたります。体が健やかであるためには、全身の細胞に水分が十分に行き渡り、適切に働く必要があるのです」(石原先生)
そのバランスが崩れる原因の一つが、梅雨の湿気にあるといいます。

「簡単にいいますと、体の“水はけ”が悪くなるということなのです。湿気が多いと、呼気や皮膚からの水分の蒸発・排泄がうまくいかなくなり、体のなかに余分な水分がたまりやすくなります。東洋医学でいう『水毒(すいどく)』、つまり水の巡りが滞った状態です。

さらに、気圧の変化によるストレスや梅雨特有の冷えなども加わり、さまざまな不調につながってしまいます。症状はむくみやだるさだけでなく、頭痛、めまい、耳鳴り、胃腸の不調などにも及びます」(石原先生)

むくみ対策の水分摂取・食材・習慣とは

水毒が梅雨の不調につながるからといって、水分を摂らないのもよくないといいます。

「体にとって水分は欠かせないものなので、あくまでも適切な水分摂取は必要です。体を冷やすと水毒を悪化させてしまうので、まず冷たい飲食物の摂り過ぎは避けましょう。

食事でむくみによい食材を取り入れるのもお勧めです。利尿作用のあるカリウムを多く含むキュウリやスイカ、小豆などがいいですね。

手軽なのはショウガの“ちょい足し”です。ショウガはショウガオールとジンゲロールという血行促進によい成分が含まれていて、漢方でも生薬として古くから使われてきました。紅茶や白湯に “ちょい足し”したり、料理に加えるだけでOKです」(石原先生)
梅雨どきでも忘れないようにしたいのが軽い運動と体を冷やさない生活です。

「梅雨冷えというように意外に気温が低くなることが多く、蒸し暑さのある日は逆に冷房での冷え過ぎが心配です。冷えから血行が悪くなるとむくみやすくなるので、注意します。

軽い運動は汗をかくことで体内から余分な水分を出すことができ、全身の血行もよくなります。入浴では湯船に入るのもいいですね。40℃~41℃のお湯に10~15分程度、長風呂の必要はありません。

冷えが気になるのにオフィスなど冷房が避けられない場合は、腹巻きでお腹が冷えないようにするとよいでしょう」(石原先生)
本州方面の梅雨明けはまだしばらく先となりそうです。体の“水はけ”を意識して、梅雨のむくみを克服するようにしましょう。

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