三陸沖でスロースリップが加速 大きな地震につながる懸念

2026-05-15 14:15 ウェザーニュース

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地震調査委員会は4月20日に三陸沖で発生したM7.7の地震に関する評価を行い、昨日14日(木)に公表しました。周辺ではスロースリップの加速が見られているとのことで、今後の大きな地震の発生が懸念されます。

震央の東側で微動活動が活発に

地震調査委員会が公表した資料によると、4月20日にマグニチュード7.7の地震が発生した後、震央の東側で微動活動(小さな地震活動)が活発になっています。

また、繰り返し地震から推定させた非地震性すべり(スロースリップ/ゆっくりすべり)の加速も見られているとのことです。

スロースリップとは?

陸のプレートに海のプレートが沈み込んでいる領域では、境界付近に歪みが蓄積します。その歪みが一気に解消するのがいわゆる「プレート境界型の巨大地震」で、東日本大震災を引き起こした「東北地方太平洋沖地震」や想定される南海トラフ巨大地震がそれにあたります。

一方で、歪みが時間をかけて解消するケースもあり、それが「スロースリップ」「ゆっくりすべり」などと呼ばれる、非地震性すべりです。

巨大地震との関連性も指摘

スロースリップにより歪みが解消されれば安心と思われますが、必ずしもそうではありません。

2011年の東北地方太平洋沖地震は、2日前に発生したマグニチュード7.3の地震の後にスロースリップが発生。それが本震の破壊開始点に向かって移動したことが、断層の破壊を促進した可能性があると考えられています。

昨年12月に発生した青森県東方沖のマグニチュード7.5の地震の活動領域と、今回のマグニチュード7.7の地震の活動領域の間で、1994年に三陸はるか沖地震が発生しています。

すでに発生から30年以上が経過していることもあり、スロースリップの加速が、今後の大きな地震の発生につながらないか懸念されます。

いずれにせよ三陸沖は地震の多い地域に変わりはありません。普段からしっかりと備えを行い、いざという時に即座に対応できるようにしておきましょう。
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