長野県で雷による大規模停電 上空の強い寒気が大気を不安定化

2026-05-14 17:44 ウェザーニュース

シェアする
x_shareline_share
copy_share
シェアする
x_shareline_share
copy_share
2026年5月12日(火)の夕方から夜にかけて、長野県内で大規模な停電が発生しました。中部電力パワーグリッドによると、午後6時20分ごろから長野市・上田市・安曇野市・千曲市・大町市など長野県北部から中部にかけての広い範囲で停電が発生し、最大で約47万8,320戸に影響が及びました。
停電の原因は、上田支社管内の送電施設への落雷とされています。この日、長野県上空では強い寒気が流れ込み、大気が著しく不安定な状態となっていました。

25℃超の夏日から一転、急発達した積乱雲が猛威

5月12日の長野市は、最高気温25.5℃(アメダス長野)を記録し初夏を思わせる陽気となりましたが、午後から夕方にかけて積乱雲が急速に発達し、18時台には激しい雷雨に見舞われました。長野県内では17時から21時の間に多数の落雷が観測され、18時台に落雷が集中しています。
この日の大気の状態は、地上付近の高温と上空の強い寒気が重なり、著しく不安定な状況でした。地上では25℃を超える暖かい空気が流入する一方、上空5,500m付近には-15℃未満の強い寒気が流れ込んでいました。この気温差が大気を著しく不安定にさせ、積乱雲の急速な発達を促した主要因と考えられます。中層大気も湿潤な状態にあり、一度上昇気流が生じると積乱雲が急速に発達しやすい条件が整っていたとみられます。その結果、夕方から夜にかけて激しい雷雨が発生し、送電施設への落雷による大規模停電につながったと考えられます。

落雷リスクの早期把握に、ウェザーニュース for businessの活用を

今回の停電は、急速に発達した積乱雲による落雷が送電施設を直撃したことで引き起こされました。このような事態を未然に防ぐためには、落雷リスクの早期把握と迅速な対応が不可欠です。

ウェザーニュース for businessの落雷リスクモニタリング機能では、雷の観測データと予測データをもとに、施設周辺の落雷リスクをリアルタイムで把握することができます。雨雲レーダーとの連動により、積乱雲の接近状況と落雷リスクを同時に確認できるため、屋外作業の中断判断や設備の保護対応をより迅速に行うことが可能です。

電力・インフラ・製造・建設・物流など、落雷による設備被害や業務停止リスクを抱えるあらゆる業種において、事前の気象情報と組み合わせた落雷対策の強化にお役立てください。業務継続計画(BCP)の観点からも、リアルタイムの落雷情報を活用した早期対応体制の構築を、ぜひウェザーニュース for businessでご検討ください。

» 落雷リスクモニタリングの紹介

雷が近づいたら屋内へ避難を

雷が発生した時は開けた平地に立っているのは危険です。雷は高いところに落ちやすいという特徴がありますが、周囲が開けていると人間が一番高い状態になり雷が直撃しやすくなります。雷が近づいてきたら建物内に避難しましょう。

また木の下も要注意です。木に落雷すると、枝や葉、地中の根を通して感電する恐れがあります。もし、木の下に避難する場合は、木の高さと同じくらいの距離を取るか、木々や葉っぱから2m以上離れるようにしましょう。

» 雷から身を守る方法(動画)
シェアする
x_shareline_share
copy_share

お天気ニュース

各エリアの天気予報

アクセスランキング

アメダスランキング

気温

降水量

湿度

  • 順位

    地点

    観測値

    ()

    ()

    ()

    ()

    ()

    ()

お天気ニュース

ウェザーニュース公式SNS
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_facebook.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_x.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_line.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_youtube.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_insta.webp
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_tiktok.svg