★2026年4月の天体イベント★
4月こと座流星群や彗星が出現!月と惑星の接近も

2026-03-29 10:00 ウェザーニュース

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4月はマップス彗星やパンスターズ彗星の観測チャンスがあり、4月こと座流星群の活動が極大を迎えます。

日の入り後の西の空には明るい木星と金星が、日の出前の東の低空には水星・火星・土星が輝きます。月と惑星の接近もあるため注目です。

マップス彗星

3月末から4月初め頃、夕方の西のかなり低い空で「マップス彗星」が見られるかもしれません。マップス彗星(C/2026 A1; MAPS)は2026年1月に、地球近傍の天体を捜索するマップス(MAPS)プロジェクトで発見された彗星です。

マップス彗星は、3月31日(火)には約4等級、4月2日(木)~3日(金)頃にはマイナス等級にまで明るくなる可能性があります。日の入り時の高度は5度未満で、日の入り30分後には3度未満まで下がるため、観測は大変難しいことを念頭に、西の方角の地平線が開けた場所から狙ってみてください。

4月4日(土)には近日点を通過(太陽に最接近)する予定です。この時にマップス彗星は崩壊してしまう可能性が高いとみられていますが、もし残った場合には5日(日)の夕方から再び夕空に見える可能性があります。

6日(月)頃まではマイナス等級の明るさですが、急速に減光して12日(日)頃には6等級まで暗くなるとみられています。もし彗星本体が崩壊してしまった場合でも、尾だけが見える可能性もあるとのことです。

なお、日が沈む前には彗星の近くに太陽があるため、見る際は十分にご注意ください。

4月の満月、英語で“Pink Moon”

農事暦における満月の呼び方
4月の月は、2日(木)11時12分に満月の瞬間を迎えます。

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは4月の満月を「ピンクムーン(Pink Moon/桃色月)」と呼ぶことがあるそうです。

シバザクラのような鮮やかなピンク色の花が咲く頃という意味だそうで、実際に月がピンク色に見えるわけではありません。

水星が西方最大離角

4月4日(土)に「水星」が太陽から最も離れて「西方最大離角(※)」を迎えます。水星が明け方の東~東南東の低空に、0.3等の明るさで輝きます。

日の出45分前の水星の高度は約3度と非常に低いため、東~東南東の方角の水平線が開けた場所から探してみてください。双眼鏡があると見やすくなります。

▼4日(土)に昇る時刻(東京)
水星 4:22 太陽 5:24

(※)西方最大離角
地球から見て水星が太陽から西側に最も離れる現象のことです。
地球の内側を公転する水星は、見かけ上では太陽から大きく離れることがなく、日の入り後の西の低空か、日の出前の東の低空にしか見えません。太陽から最も離れる最大離角の際は、普段よりも空高くに昇るため観測チャンスとなります。

細い月・水星・火星が接近

4月は明け方の東のかなり低い空で「水星」と「火星」が輝きます。4月16日(木)明け方には新月間近の細い月が、水星と火星に接近します。

日の出30分前でも高度は5度前後しかありません。かなり空の低い位置に見えるため、東の方角の地平線が開けた場所から探してみてください。双眼鏡があると見やすくなります。

▼16日(木)に昇る時刻(東京)
月 4:06 水星 4:16 火星 4:18 太陽 5:08

パンスターズ彗星

4月は未明から明け方の東の空に「パンスターズ彗星」が姿を現します。4月上旬~中旬にかけて、3等前後まで明るくなる見込みで、肉眼でも見られるかもしれません。

パンスターズ彗星(C/2025 R3; PANSTARRS)は、2025年9月にハワイのパンスターズ2望遠鏡によって発見された彗星です。

日の出60分前でパンスターズ彗星の高度は10~20度ほどのため、東の空が開けた場所からお楽しみください。順調に増光すれば、空の暗いところでは肉眼でも見られるかもしれません。

17日(金)は新月のため、月明かりの影響なしで楽しむことができます。彗星の明るさや高度の条件も考慮すると、15日(水)~19日(日)頃が一番の見頃になります。

細い月と金星が接近

4月は日の入り後の西の空で、宵の明星の「金星」を見ることができます。夕空に見える金星の高度は、3月よりも上がってきます。金星はマイナス3.9等もの明るさで輝くため、ひと際目を引きそうです。

19日(日)の日の入り後には、三日月と金星の接近を見ることができます。地球照を伴った幻想的な細い月と、非常に明るい金星の共演は大変美しいため見物です。西の空が開けた場所から、月と金星の接近をお楽しみください。

▼19日(日)に沈む時刻(東京)
金星 20:19 月 20:38 太陽 18:17

水星・火星・土星が大接近

4月の中旬~下旬頃、明け方の東の低空で「水星」・「火星」・「土星」が大接近して見えます。最接近は21日(火)頃で、22日(水)には水星・火星・土星が正三角形に並ぶため注目です。

日の出30分前の高度は5度未満で、東の空の非常に低い位置に見えるため、東の方角の地平線が開けた場所からお楽しみください。双眼鏡があると見やすくなります。

▼22日(水)に昇る時刻(東京)
水星 4:15 火星 4:06 土星 4:08 太陽 5:00

月と木星が接近

4月は「木星」が日が沈んだ頃に空の高い位置に見えて、深夜には北西の方へ沈んでいきます。明るさはマイナス2.2等~マイナス2.0等もあって夜空でも目立つため、簡単に見つけることができそうです。

木星はふたご座のあたりに見えます。木星が見える西の空には冬の星座たちの1等星や2等星も輝くため、大変賑やかです。

22日(水)と23日(木)には、月と木星の接近が見られます。上弦前の月と明るい木星が並ぶ様子は見物です。

▼沈む時刻(東京)
23日(木) 木星 0:09 月 0:01
24日(金) 木星 0:05 月 0:48

4月こと座流星群が極大

4月23日(木)5時頃に「4月こと座流星群」の活動が極大を迎える予想です。このため、22日(水)深夜から23日(木)明け方が観測チャンスとなります。

4月こと座流星群は、放射点(※)が空に昇ったあとの22時頃から見られるようになります。23日(木)0時頃には月が沈み、放射点が空高くに昇って見える流星の数が増えてきます。

国立天文台によると、流星が最も多く見えるのは23日(木)3時頃で、空の暗い場所であれば1時間に10個程、多めに出現する場合には1時間に15個程が見られる可能性があるとのことです。

流星は空のどこにでも流れる可能性があるため、空全体を見渡すようにして流星を探すのがおすすめです。出現数が控えめな流星群のため、見えたらラッキー!と思うくらいの気持ちで、気軽に空を見上げてみてください。明るい流星の割合が高い流星群のため、もし目にできれば印象に残りそうです。

※放射点:流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点。

出典・参考
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/
The Old Farmers' Almanac
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