ポータブル電源が在宅避難の強い味方に? 気象専門家の知見に学ぶ「生存保障」 PR

2026-03-10 10:00 ウェザーニュース

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2011年3月11日に発生した東日本大震災から、今年で15年です。未曽有の被害は社会に大きな衝撃を与え、防災・減災対策や復興のあり方を見直す契機となりました。震災の教訓を風化させず、今後の備えに生かしていくことが求められています。

防災対策は行政や企業で進められていますが、各家庭での備えも欠かせません。水や食料の備蓄に加え、近年あらためて重要性が高まっているのが電気の確保です。地球温暖化の影響で気象災害も増加するなか、停電への備えはできているでしょうか。

ウェザーニュースキャスターで防災士の白井ゆかりさんと、ウェザーニュース予報センターの気象予報士で災害現場や防災に詳しい宇野沢達也さんが、災害時における電気の重要性と、これからの防災に不可欠な「電気を備える」という視点について考えます。

Jackery

停電被害も長期化した東日本大震災

(白井)
東日本大震災では甚大な被害が出ましたが、その後の停電も長期にわたり続きました。

(宇野沢)
M(マグニチュード)9.0、最大震度7の地震と津波は、発電所や変電所、電柱など電力インフラにも深刻な被害を与え、停電は広範囲に拡大しました。

最大で約842万戸が停電し、東北6県だけでも約466万戸に上るなど、前例のない事態となりました。さらに首都圏でも電力不足から、大規模停電を避けるため計画停電が実施されましたね。

(白井)
地震では建物被害や火災、土砂災害などに目が向きがちですが、停電のリスクも見過ごせません。

(宇野沢)
停電の原因は地震だけではありません。強風をもたらす台風や豪雨などの気象現象も大きな要因です。2019年の台風19号(令和元年房総半島台風)では、最大で約93万戸が停電しています。

さらに大雪や暴風雪なども停電リスクとなります。地球温暖化の影響で気象災害が激甚化・頻発化するなか、リスクも高まっていると言えるでしょう。
白井ゆかりさん(ウェザーニュースキャスター・防災士)
(白井)
地震や台風、大雪などは直接の被害も深刻ですが、そこへ停電が重なると生活への影響は一段と大きくなりますね。

(宇野沢)
災害で発電所が停止したり、電線の断線や鉄塔倒壊などによって送配電網が寸断されると停電が発生します。問題は復旧までに時間を要する点です。

東日本大震災では東北6県で3日後の復旧率は約80%、8日後で94%、完全復旧まで約3ヵ月かかりました。

また2019年の台風19号でも全面復旧まで18日を要しています。災害時の停電は、数日から長期に及ぶ可能性があることを想定しておく必要があります。

電気が使えない生活で困ること

(白井)
普段の生活では当たり前のように電気を使っているため、「電気がない生活」をイメージするのは難しいという方も多いのではないでしょうか。

代表的な例として、冷蔵庫が止まって食品が傷む、照明が使えず夜は真っ暗になる、エアコンなどが止まり暑さ寒さによる健康リスクが高まる、スマートフォンの充電ができず連絡や情報収集が難しくなるといった問題が考えられます。

東日本大震災の市民アンケート(※1)によると、避難所や自宅で生活する中で特に必要と感じた情報として、「電気・ガス・水道の復旧状況」が震災3日目頃までは80.1%、震災1週間目頃までで77.8%といずれももっとも多く挙げられていました。

(宇野沢)
電気・ガス・水道は生活の基盤となるインフラで、これが止まると日常生活を維持するのが非常に難しくなります。

(白井)
最近は「在宅避難」が選択肢の一つになっていますよね。自宅が安全で備蓄があれば、慣れた環境で過ごせるためストレスが少なく、プライバシーを保てたり、ペットと一緒にいられるなどの大きなメリットもあります。

私も小さな子どもを育てていますが、避難所は集団で過ごすため気を使うと思います。子どもへの負担などを考えると、ファミリー層にはストレスを軽減できる避難方法だと思います。

※1/仙台市消防局防災安全課「平成23年度 東日本大震災に関する市民アンケート調査 報告書」

「夏の暑さ」「冬の寒さ」に対応した備えを

宇野沢達也さん(ウェザーニュース予報センター・気象予報士)
(宇野沢)
「在宅避難」の場所によっては、停電のために電気だけでなく水が使えなくなることがあります。戸建て住宅では浄水場が稼働していて送排水管に損傷がなければ問題ありませんが、集合住宅では各戸への給排水に電力を使っている場合が多く、停電によって断水が起きるリスクがあるのです。地下水を電動ポンプでくみ上げるシステムでも同様です。

(白井)
停電や断水などライフラインの停止に備えることは日頃から重要ですね。

(宇野沢)
季節に応じて備えることもポイントです。

台風や雷などの影響で停電が起きやすい夏季の停電で特に怖いのは熱中症です。実際に台風後の停電中に熱中症で高齢者が亡くなるケースも報告されています。

熱中症は夜間に屋内で発症するケースも少なくないのですが、要因の一つとしてエアコンを停止していることが挙げられています。停電時は強制的にエアコンが使えない状況なので要注意です。
宇野沢さんは非常時においても季節に応じた備えが重要だと指摘する
(白井)
私もエアコンなどが使用できなくなることを考えて、冷却グッズなどを非常用持ち出し袋に入れて備えています。

逆に冬の停電では、寒さから命の危険につながることも考えられるのでしょうか。

(宇野沢)
はい、2024年の能登半島地震では、80歳代の女性が低体温症で亡くなっています。暖房設備が電力に依存している場合、停電は命に関わるリスクになります。

(白井)
寒さ対策に毛布やカイロなど、季節に応じた備えも忘れないようにしたいですね。

命や生活を守ため「電気を備える」発想を

Jackeryのポータブル電源「3600 Plus」
(白井)
こうして電気の生活を具体的に考えてみると、水や食料と同じくらい電気も大切なライフラインだと感じます。

停電すると、照明だけでなく、スマートフォンの充電や情報収集、冷蔵庫、エアコンなど、私たちの生活を支える多くの機能が止まります。「電気を備える」ことは、防災においての安心につながると思います。

(宇野沢)
発災直後は、消防・警察・医療は、人の救出や怪我人の搬送など人命救助、火災など二次災害への対応、通行できる道路を確保するためのかれき撤去などに全力を割きます。その期間は“各家庭に水や食料を配る”といった「生活支援」までは手が回らないことが多いのが現実です。

だからこそ、災害時の備蓄として「自分と家族の命をつなぐ最低ライン=72時間分」が必要とされているのです。さらに、電気などのライフラインが完全に復旧するまでには、1週間程度を見込んでおく必要があります。
大容量でもキャリーケースのように楽に移動できる
(白井)
そう考えれば、災害時における「電気の備え」として、ポータブル電源は最も有効な選択肢の一つですね。

(宇野沢)
家庭用コンセント(AC)と同じ100Vを出力できるため、生活家電をそのまま動かせます。「持ち運べるコンセント」として、停電時の生活の質を大きく向上させてくれます。

(白井)
今回紹介するJackeryの新型ポータブル電源「3600 Plus」も大型ですね。

(宇野沢)
3584Whの大容量バッテリーを搭載しており、冷蔵庫や照明、スマートフォンの充電など、停電時に欠かせない家電をまとめて使用できます。

さらに、最大3000Wの高出力に対応しているので、電子レンジやエアコンといった消費電力の大きい家電も同時に動かせるのも嬉しいですね。万が一の停電や災害時でも、バッテリー容量の範囲内であれば日常に近い生活を支えてくれるでしょう。

電気の使い道の優先順位をシミュレーションしておく!

※Jackeryにて計算
(白井)
大容量とはいえ、「72時間」の目安を考えると不安も残ります。家庭での防災対策としてポータブル電源を考えるとき、特に小さな子どもや高齢者がいる場合は「何のために、誰のために電気が必要か」を具体的に整理することが大切ですね。

たとえば、乳児がいる家庭ではミルクを作るために電気ケトルやウォーマーが必要ですし、暗闇で過ごすとストレスや不安が増すため、照明の確保も欠かせません。懐中電灯などの非常用の灯りだけでなく、フロアスタンドなど普段使いの灯りが使えれば、小さな子どもや高齢者も心強いでしょう。
冷蔵庫など、停電時でも継続利用したい大型家電も安心して使用できる
(宇野沢)
そうですね、そのように具体的にシミュレーションすることが大切です。ぜひ季節ごとにシミュレーションしてみましょう。

夏の非常時に電源があれば、冷蔵庫も使えるので飲み物や保冷剤など、体を冷やせるものが確保できます。これは熱中症対策の面でも大きな支えになります。

(白井)
炊飯器が使える点も見逃せないポイントですね。

(宇野沢)
そうなんです。避難生活においては、「温かいご飯」を食べたらホッとしたという声も多く聞かれます。日常の延長にある食事をとれることは、心身の負担をやわらげる上でも重要だといえるでしょう。

(白井)
スマートフォンやラジオ、テレビなどの情報機器を充電できる点も大切です。非常時は常に最新の情報を得たいと思うのですが、バッテリー残量を気にしながら使用し続けるのはストレスになります。安定した電源を確保できる環境は、情報収集を行う上で欠かせない要素といえるでしょう。

拡張すれば、夏や冬にエアコンを稼働することも

※Jackeryにて計算
(白井)
このように、家族で電気の使い道の優先順位をシミュレーションして、必要な電気使用量に見合う、容量・出力を備えたポータブル電源を準備しておくことが安心につながるのではないかと思います。

(宇野沢)
ポータブル電源やモバイルバッテリーは単に備えておくだけでなく、普段から実際に使ってみて使用量を把握しておくことが重要です。

たとえば、乳児のミルクを作るための電気ケトルを使う場合、必要な出力を満たしているか、冷蔵庫と同時に使えるか、容量的に何回使用できるかといった点を事前に確認しておくと安心です。

あと、バッテリー残量を十分に保つことも忘れないように注意が必要です。食料や日用品の備蓄を「ローリングストック」で常に回して管理するのと同じように、電力についても日頃から状態を確認して備えておくことが、災害時の安心につながります。
ソーラーパネルに対応していることも、いざというときに心強い
(白井)
ソーラーパネルでの充電にも対応しているので、電源が限られる状況でも太陽光を利用して効率的に電力を補充できるのも良いですね。

また、拡張性が高いのもポイントです。2台を並列接続すれば、エアコンなど高出力を必要とする環境にも対応できますし、追加バッテリーで容量を拡張すれば、家族が増えた場合の変化にも柔軟に対応できます。

(宇野沢)
家庭だけでなく、企業の備えにも使えそうですね。拡張用のバッテリーをいくつか準備しておけば、20人ぐらいのスモールオフィスでも停電時の業務を支えられるほどの電力を確保できるでしょう。

(白井)
3.11を機会として防災計画の見直しをする人は多いと思いますが、今回はぜひ「電気を備える」ということも考えていただきたいと思います。

(宇野沢)
自然災害の多い日本では、いつでも「非常時」となる可能性があります。家族や大切な人、そして自身の安全・安心のために、改めて防災について考え、しっかり備えておきたいですね。

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