気候変動がサッカーに与える影響は? 今年からJリーグの試合日程が変更
気候変動がサッカーに与える影響
Jリーグ(公益社団法人 日本プロサッカーリーグ)の試合日程に、気候変動問題が関係があるとはどういうことなのでしょうか。
「シーズン移行の主な目的は欧州主要リーグのシーズンとのズレを解消し、Jリーグを世界と戦う舞台として整えることですが、近年課題となっている猛暑での選手のパフォーマンス低下の解決を期待するものでもあります。
Jリーグでは1991年の設立以来『日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進』などを理念として掲げ、プロサッカーの試合の主催だけでなく教育機関でのサッカー教室やホームタウンとの連携などを通じ普及活動を行ってきました。
ところが、近年はその前提ともいえる“サッカーを行える土台”そのものが脅かされてきているのです」(Jリーグサステナビリティ部入江知子さん)
「シーズン移行の主な目的は欧州主要リーグのシーズンとのズレを解消し、Jリーグを世界と戦う舞台として整えることですが、近年課題となっている猛暑での選手のパフォーマンス低下の解決を期待するものでもあります。
Jリーグでは1991年の設立以来『日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進』などを理念として掲げ、プロサッカーの試合の主催だけでなく教育機関でのサッカー教室やホームタウンとの連携などを通じ普及活動を行ってきました。
ところが、近年はその前提ともいえる“サッカーを行える土台”そのものが脅かされてきているのです」(Jリーグサステナビリティ部入江知子さん)
気候変動により、日本ではこれまでにない高気温や極端な豪雨、台風の接近・上陸や雷の発生増加などが珍しくなくなっています。それにともない、Jリーグでも試合が中止になるケースが増えているのです。
「台風激甚化・線状降水帯などによるJリーグの試合中止数は、2018年以降の平均が2017年以前の約5倍にも達しています。
試合中止とはならなくても、気温上昇による選手のパフォーマンス低下の問題となっています。夏の暑さといえば7〜8月でしたが、近年は6月や9月でも暑いのは皆さんが実感されていることでしょう。
『入場しても基本的には屋外競技型施設なので暑い』『試合中に観客が倒れて中断した試合や、試合後に観客が運ばれたケースもあった』という声もあり、観客の熱中症リスクもあるといえます」(入江さん)
「台風激甚化・線状降水帯などによるJリーグの試合中止数は、2018年以降の平均が2017年以前の約5倍にも達しています。
試合中止とはならなくても、気温上昇による選手のパフォーマンス低下の問題となっています。夏の暑さといえば7〜8月でしたが、近年は6月や9月でも暑いのは皆さんが実感されていることでしょう。
『入場しても基本的には屋外競技型施設なので暑い』『試合中に観客が倒れて中断した試合や、試合後に観客が運ばれたケースもあった』という声もあり、観客の熱中症リスクもあるといえます」(入江さん)
現在行っている暑さ対策は?
JリーグではこれまでJFA「熱中症ガイドライン」に則った試合運営を行うなど、暑さ対策にも取り組んできました。
「例えば、暑さ指数(WBGT)を計測して、クーリングブレイクや飲水タイムを設けています。クーリングブレイクは、前後半1回ずつ、それぞれ3分の2の時間が経過した頃に水分補給や身体冷却を行います。
他にも、会場でできるだけ待機列ができないよう事前予約のシステムを導入したり、日陰スペースを設ける、冷たい飲料を確保できるようにするといった観客の熱中症対策も進めています」(入江さん)
「例えば、暑さ指数(WBGT)を計測して、クーリングブレイクや飲水タイムを設けています。クーリングブレイクは、前後半1回ずつ、それぞれ3分の2の時間が経過した頃に水分補給や身体冷却を行います。
他にも、会場でできるだけ待機列ができないよう事前予約のシステムを導入したり、日陰スペースを設ける、冷たい飲料を確保できるようにするといった観客の熱中症対策も進めています」(入江さん)
猛暑を避ける試合日程に
サッカーの未来を守る気候アクション
「近年、安心してサッカーができる環境は、決して当たり前に持続するものではなくなってきています。Jリーグでは、サッカーを未来世代につないでいくため、気候アクションロードマップを作成し、気候変動対策を推進しています。
例えば、試合会場で排出している二酸化炭素の計測を開始し、パートナー各社と共に、電力使用で排出される二酸化炭素を実質ゼロとしながら運営を行っています。
例えば、試合会場で排出している二酸化炭素の計測を開始し、パートナー各社と共に、電力使用で排出される二酸化炭素を実質ゼロとしながら運営を行っています。
また、ガイナーレ鳥取や水戸ホーリーホックが耕作放棄地で芝生や野菜などを育てながら、その上に太陽光パネルを設置して発電するソーラーシェアリングに取り組むなど、ホームタウンで、カーボンニュートラルと地域活性化を両立するための社会システム実現に向けて各クラブがそれぞれ動き始めています。
Jリーグが地域の自治体、地域企業、ファン・サポーターのみなさまと一緒に考え、未来を少しでも変えていくことができるよう、気候アクションに取り組んでいます」(入江さん)
気候変動の影響は身近なスポーツにも及んできています。
ウェザーニュースでは、気象情報会社の立場から地球温暖化対策に取り組むとともに、さまざまな情報をわかりやすく解説し、皆さんと一緒に地球の未来を考えていきます。
【気候変動特集】ウェザーニュースと考える地球の未来
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Jリーグが地域の自治体、地域企業、ファン・サポーターのみなさまと一緒に考え、未来を少しでも変えていくことができるよう、気候アクションに取り組んでいます」(入江さん)
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