沖縄・奄美地方の桜開花予想
1月中旬頃から開花も時期がばらつく可能性

2025-12-24 13:20 ウェザーニュース

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桜というと多くの方は3月中旬から開花が始まるソメイヨシノを思い浮かべるかもしれませんが、沖縄や奄美では冬のうちから特有の桜であるヒカンザクラ(カンヒザクラ)が咲き始めます。

ウェザーニュースでは、2026年の沖縄や奄美地方のヒカンザクラ・カンヒザクラの開花予想を発表します。

開花するのはいつ頃?

11月も平年より気温が高めだったことに加え、12月も気温が平年より高めで経過しており、休眠打破が不十分になる可能性が出てきました。

休眠打破に必要な冷え込みが不足すると開花時期が遅れる傾向があるため、第一回の発表より開花予想日を遅らせています。

1月中旬頃に沖縄本島から開花が始まり、その後は奄美や先島諸島で開花が進む予想です。ただ、今シーズンは開花時期のばらつきが大きくなる可能性があり、離れた島はもちろん、同じ島内でも開花時期にばらつきが出やすくなりそうです。

▼各地の開花予想日(開花予想時期)
名瀬:1月27日(1月下旬)
那覇:1月17日(1月中旬後半〜1月下旬前半)
南大東島:2月7日(2月上旬後半〜2月中旬前半)
石垣島:1月29日(1月下旬後半〜2月上旬前半)
宮古島:1月26日(1月下旬)

沖縄・奄美地方の桜の特徴

桜の開花と気温の関係
桜の開花には、暖かさだけではなく冬の寒さが必要です。

桜の花芽(生長すると花になる芽)は気温の高い夏に作られ、冬になると休眠して一旦生長が止まります。そして一定期間、低温にさらされると花芽が休眠から目覚め(休眠打破)、その後は開花に向けて再び生長を始めて、つぼみが膨らみやがて花が咲きます。

休眠打破のためには、ソメイヨシノでは5℃前後、ヒカンザクラでは15℃程度の低温に、一定期間さらされる必要があると言われていますが、休眠打破後のヒカンザクラはソメイヨシノほど気温に敏感ではなく、沖縄の冬の平均的な気温で順調に生長していきます。

早めに桜を楽しみたい方は、沖縄や奄美地方に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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