週の後半に強い寒気が南下 日本海側は大雪 全国的に厳しい寒さ

2025-12-21 18:00 ウェザーニュース

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今週後半は強い寒気が流れ込み、日本海側の広い範囲で雪の強まる可能性があります。帰省ラッシュが始まるタイミングと重なるため注意が必要です。

今月12日(金)頃の寒気に匹敵

25日(木)頃から冬型の気圧配置に変わり、26日(金)以降は強い寒気が南下する予想となっています。

寒気のピークとなる27日(土)の朝には、平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近−6℃以下の寒気が関東や九州北部に南下し、さらに強い−12℃以下の寒気が北海道から東北北部を覆う見込みです。

札幌上空では−18℃前後が予想され、今季最も強かった12日(金)頃の寒気に匹敵します。この時は北日本の山沿いで一日に50cm以上の雪が降った所があり、今回も同様の状態になってもおかしくありません。

帰省ラッシュに雪が影響する可能性

今の所、雪のピークは26日(金)の朝から27日(土)の朝にかけてになる見通しです。年末の帰省ラッシュが始まるタイミングで大雪や吹雪となり、交通機関に影響が出る可能性があります。

移動を予定している方は最新の気象情報に加え、交通情報などもしっかりとご確認ください。

晴れる太平洋側も厳しい寒さ

強い寒気に覆われるため、晴れる太平洋側も含め厳しい寒さになります。

西日本では26日(金)から最高気温が一桁の所が多くなり、福岡市は7℃、高知市や大阪市では9℃の予想です。北風が強まるため体感温度はさらに低く、真冬の寒さになります。

冬型が弱まりはじめる27日(土)も寒さは続き、東京都心の最高気温は8℃、札幌市は−2℃と連日の真冬日の予想です。

寒気のピークを過ぎても放射冷却現象が強まる28日(日)は朝の冷え込みが厳しく、関東以西の都市部でも0℃近くまで下がる所が多くなります。
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