2025年の日本の気温は過去3番目の高さに 3年連続で基準値より1℃以上高く

2025-12-21 11:11 ウェザーニュース

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2025年の日本の平均気温は基準値よりも1.23℃前後高く、過去3番目の高さになる見通しです。3年続いて基準値よりも1℃以上高くなっています。
2025年の日本の平均気温(都市化の影響が比較的小さい全国15か所の代表地点(※)の観測値による)は12月20日までの実況に、31日までのウェザーニューズの予想を合わせた推定値で、基準値(1991〜2020年の30年の平均値)よりも1.23℃前後高くなる見通しです。

過去最高となった昨年2024年、一昨年2023年に次ぐ3番目の高さになるとみられます。

▼年平均気温の偏差ランキング
 2024年 +1.48℃
 2023年 +1.29℃
 2025年 +1.23℃前後(推定値)
 2020年 +0.65℃
 2019年 +0.62℃

※算出に使用している地点
網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島

夏の気温は昨年を上回り過去最高

年明け以降は寒さが厳しく、2月は西日本を中心に低温傾向となり、基準値を下回る気温となりました。春になり高温傾向に戻ったものの3〜5月の3か月の平均では昨年によりも低く推移しています。

ただ、夏になり状況は一変しました。太平洋高気圧の勢力が強かったことで、例年なら梅雨の時期で雨が増える6月から7月にかけて暑さが厳しく、基準値よりも2℃以上高くなっています。8月も暑さが続き、夏の3か月の平均気温は昨年や一昨年を大幅に上回る、過去最高を記録しました。

9月から10月にかけても残暑が厳しく、11月になってようやく高温傾向が落ち着いてきています。

1年を通してみると冬〜春の気温が高かった昨年には及ばなかったものの、夏の暑さが際立つ一年となりました。
関連記事「夏の気温は記録を大幅更新」

2026年も前半は気温が高い予想

ウェザーニューズ予報センターの長期予報チームによると、2026年は1月から2月にかけて平年並みか平年よりもやや高い程度になる見通しです。一時的に強い寒気が流れ込んで、厳しい寒さになる可能性もあります。

春以降は暖かな空気の影響を受けやすく、6月にかけて全国的に平年よりも気温が高いと予想しています。

ここ数年続いている高温のトレンドは来年2026年も続く見通しで、温暖化との関連性に注視が必要です。
長期予報 この先3か月の天候見解
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