北海道は湿った雪で積雪急増
本州日本海側は雷雨に注意

低気圧が津軽海峡付近を東進しています。北海道は、低気圧に近い道南や道央、寒気が流れ込んでいる道北を中心に湿った雪が降っていて、局地的に強まっている状況です。
実況・予想天気図実況・予想天気図

寿都町では13時までの1時間で6cm、留萌市では5cmの降雪を観測しました。札幌市も朝から1時間に2cmの降雪が続き、13時時点の積雪深は25cmに到達。「ササラ電車」(札幌市電の除雪車)が出動しています。
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低気圧は今後さらに東進し、道東で雪が降りやすくなる見通しです。道北や道央は寒気が強まり、今夜から明日12日(金)にかけて大雪や猛吹雪となるおそれがあります。積雪の急増や視界不良に注意・警戒してください。
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東北から日本海には、寒冷前線がのびています。周辺では大気の状態が不安定で、局地的に雨雲が発達し、秋田県藤里町では13時50分までの1時間に20.0mmの強い雨を観測しました。落雷も頻発しています。

東北北部は夕方にかけて、強雨や落雷、霰、突風等に注意が必要です。夕方以降は東北南部日本海側や北陸〜山陰で、同様の現象に注意してください。
現在の発雷観測状況 雷レーダー現在の発雷観測状況 雷レーダー

九州や中国地方は、シアライン(風の流れが変化する境界線)の影響で雨が降っています。長崎県新上五島町有川では12時56分までの1時間に23.5mmの強い雨を、長崎市長浦岳では13時50分までに12.0mmのやや強い雨を観測しました。

雨雲には動きがあるため、同じ場所で長く降り続く可能性は低い見通しです。ただ、西日本では急に雨が降り、一時的に本降りとなる可能性があります。現在晴れている四国や近畿も、夕方以降は天気の急変に注意してください。
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