名古屋や京都、宇都宮など19府県で初雪を観測　静岡では前季より2か月以上早い

降水があれば平地でも雪になる目安とされる上空約1,500mで−6℃以下の寒気が、本州の大部分と四国、九州を覆うほどにまで南下しました。寒気の影響で日本海側を中心に雪雲が発達し、一部が太平洋側にも流れ込んだことで、広範囲での初雪になりました。

東京・大阪を除く気象台では現在は雪の目視観測は行っておらず、測器による自動観測（気温・湿度・感雨による自動判定）です。同じ気温でも湿度が低いほど雪になるという法則から判定されています。

▼初雪の観測　12月3日(水)
甲府地方気象台
平年より8日早く、昨年より11日早い
新潟地方気象台
平年より10日遅く、昨年より15日遅い
富山地方気象台
平年と同日で、昨年より5日早い
金沢地方気象台
平年より9日遅く、昨年より5日早い
福井地方気象台
平年と同日で、昨年より5日早い
岐阜地方気象台
平年より10日早く、昨年より11日早い
静岡地方気象台
平年より34日早く、昨年の冬より64日早い
名古屋地方気象台
平年より15日早く、昨年の冬より31日早い
彦根地方気象台
平年より7日早く、昨年より15日早い
鳥取地方気象台
平年より2日早く、昨年より11日早い
松江地方気象台
平年より4日早く、昨年より5日早い
岡山地方気象台
平年より7日早く、昨年より14日早い
広島地方気象台
平年より5日早く、昨年より5日早い
松山地方気象台
平年より16日早く、昨年の冬より36日早い

▼初雪の観測　12月4日(木)
宇都宮地方気象台
平年より12日早く、昨年より3日早い
津地方気象台
平年より20日早く、昨年の冬より36日早い
京都地方気象台
平年より7日早く、昨年より15日早い
和歌山地方気象台
平年より14日早く、昨年より24日早い
下関地方気象台
平年より6日早く、昨年より18日早い

自動観測は連続的に観測が可能なため、初雪は目視観測よりも早い時期に記録される傾向があります。

なお、初雪の発表には「みぞれ（雪まじりに降る雨）」も含まれます。
寒気の流れ込み予想
全国のアメダス観測値・ランキング

雪の降った地域では、一部では今季初めての本格的な積雪となっている所もあり、気温も低いため積雪や路面凍結の影響が心配です。明後日にかけて、特に気温の低い朝の通勤・通学時間帯はスリップ事故や転倒等に十分注意してください。

東日本や西日本の山地でも、車で遠出する場合などは、スタッドレスタイヤ・雪用ワイパー・解氷スプレー等の準備をするようにしてください。季節はじめの雪では事故が発生しやすくなります。運転はいつも以上に慎重にお願いします。
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