好きな鍋ランキング　1位は「寄せ鍋」が圧倒的支持　2位は東西で異なる顔ぶれ

アプリ「ウェザーニュース」ユーザーに「1番好きな鍋の味は？」と質問し、寄せ鍋、キムチ鍋、豆乳鍋、もつ鍋、ちゃんこ鍋、水炊き、ごま坦々鍋、トマト鍋、その他の9つから選択していただきました。（24613人参加）

みなさんからの回答を集計した結果、栄えある人気第1位は「寄せ鍋」でした。

＜全国ランキング＞
1位　寄せ鍋
2位　キムチ鍋
3位　水炊き
4位　もつ鍋
5位　豆乳鍋
6位　ちゃんこ鍋
7位　ごま坦々鍋
8位　トマト鍋
ー　　その他
47都道府県別ランキング

都道府県別のランキングを見てみても、47のうち44都道府県で1位が「寄せ鍋」となり、全国的に圧倒的な人気であることがわかりました。

その中で、秋田県は、寄せ鍋をわずかに上回り「きりたんぽ」が1位にランクイン。県民から支持されているようです。

また、福岡県と佐賀県は「もつ鍋」が堂々1位となり、福岡を中心として九州地方では家庭料理の定番として親しまれていることが分かりました。

全体の2位は「キムチ鍋」で、材料が手軽に手に入り辛さで温まるという機能性が人気の高さにつながっているようです。

ただ、都道府県別ランキングで見てみると北海道から中部ではキムチ鍋が2位のところが多いものの、近畿や中国・四国は水炊きが多く、九州では「もつ鍋」が2位の県もありました。近畿などでは素材の味を重視する出汁文化が根付いているなど、それぞれの地域で好みの違いが出た結果となりました。

中でも特徴的だったのは、石川県の「とり野菜鍋」で、47都道府県の中で唯一上位にランクインしていました。県内のスーパーで手軽に手に入る「とり野菜味噌」を使った鍋のようで、「石川県と言えばコレ」と強く支持されていました。

上位にはランクインしなかったものの、「その他」と回答いただいた方のコメントの中から多かった、地域特有の鍋もご紹介します。

北日本では、前述の秋田県のきりたんぽをはじめ、北海道の石狩鍋、宮城県のせり鍋など、各県ならではの鍋が挙げられていました。

広島県は牡蠣の土手鍋が多くコメントで届いており、地元名産の牡蠣を使った鍋が人気のようです。

一方で、山形県の「芋煮」といえば季節の風物詩として全国ニュースで取り上げられるほど有名な郷土料理ではありますが、コメント数としてはあまり多くありませんでした。どうやら、地元の方からすると「鍋料理」とは異なると認識しているケースが多そうです。

年末年始に向けて、家族や友人大勢が集まる機会が増えてきます。その際に手軽な鍋料理を食べることもあるかと思いますが、ランキングを参考にスープの味などを選んでみてはいかがでしょうか。
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