12時間で50cm以上の大雪に　今夜遅くから再び積雪急増のおそれ

上空5500m付近で−36℃以下の大雪をもたらす強い寒気が、昨夜から今朝にかけて日本列島の上空を通過しました。このタイミングで雪雲が発達して雪が強まり、各地で積雪が大きく増えています。
寒気の流れ込み予想

福島県檜枝岐村・桧枝岐（ひのえまた）は昨夜の時点で0cmだった積雪が10時までの一気に52cmまで増加しました。そのほかの地点の10時の積雪は群馬県みなかみ町・藤原で38cm、山形県大蔵村・肘折で32cm、岐阜県飛騨市・神岡で25cmです。東北南部から関東甲信、東海の山沿いで積雪の増加が目立っています。

また、平野部も雪の所が多く、福島市は9cm、兵庫県豊岡市で2cmの積雪。8時以降には和歌山、津、下関で新たに初雪を観測しました。
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この後も冬型の気圧配置が続き、日本海側の広い範囲で断続的に雪が降る見込みです。山沿いを中心に積雪の増加が予想されます。

今夜遅くなると上空の気圧の谷が近づいてくるため日本海で局地的な低気圧が発生し、明日5日(金)の朝にかけて東北から北陸の山沿いを中心に雪雲が発達する見込みです。

局地的には1時間に5cm以上の強い雪となって積雪が急増し、路面の状態の悪化によって、交通障害となるおそれがあります。また、雨が主体の平野部でも霰(あられ)や雹(ひょう)が降って積もるほどになる可能性があるため油断が出来ません。今夜から明日朝の移動は特に警戒が必要です。
大雪ピンポイント影響予測（要ログイン）

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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
福猫さん