ハイリ・グッビ火山(エチオピア)で噴火が発生 噴煙は高度約1万3000m超に

2025-11-23 23:56 ウェザーニュース

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日本時間11月23日(日)17時30分頃、アフリカ・エチオピアにあるハイリ・グッビ火山で大規模な噴火が発生しました。

フランスのトゥールーズ航空路火山灰情報センター(VAAC)によると、気象衛星からの観測で、噴煙が海抜高度約1万3000mに到達していると推定されます。
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有史以降は目立った活動の記録なし

ハイリ・グッビ火山(Hayli Gubbi/標高493m)は、アフリカ東部、エチオピアのアファールリフトと呼ばれる地溝帯にある盾状火山です。北北西に13kmほど離れたエルタ・アレ火山では活発な火山活動が知られていますが、スミソニアン学術協会の資料によると、ハイリ・グッビ火山では有史以降には目立った噴火は知られていません。2002年に噴気が確認されたとの記録があります。

今回の噴火は、日本時間の17時30分頃に始まり、噴煙はエチオピアからエリトリア、紅海を渡り、アラビア半島のイエメンにまで達している様子が衛星画像から確認されています。
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噴煙の状況次第では航空機に影響も

噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだ飛行機のエンジンが停止したり、操縦席の窓ガラスに傷が付いて見通しがきかなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあります。

今後の火山活動の状況次第では、付近を飛行する航空便の経路変更などで、遅延等の影響が生じる可能性があります。

トゥールーズVAACは航空用カラーコードについて、5段階のうち最高ランクのREDを発表して、警戒を呼びかけています。
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