インドネシア・スメル火山で大規模な噴火か 噴煙は高度約1万6000mと報告
日本時間11月19日(水)夕方、インドネシア・ジャワ島東部にあるスメル火山で大規模な噴火が発生した可能性があります。
オーストラリア・ダーウィンにある航空路火山灰情報センター(VAAC)によると、気象衛星ひまわり8号からの観測で噴煙が海抜高度約1万6000mに到達していると推定されます。現地当局による地上からの観測では、噴煙の高さは火口上約2000m以上と報告されています。
スメル火山では2022年12月にも噴煙が海抜高度約1万5000mの大規模な噴火が発生していました。インドネシアには多数の活火山があり、たびたび規模の大きな噴火を起こしています。
(更新)
気象庁は19時30分に「遠地地震に関する情報」を発表し、2022年1月のトンガの火山噴火の際に起きたような津波の有無を監視するとしました。
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オーストラリア・ダーウィンにある航空路火山灰情報センター(VAAC)によると、気象衛星ひまわり8号からの観測で噴煙が海抜高度約1万6000mに到達していると推定されます。現地当局による地上からの観測では、噴煙の高さは火口上約2000m以上と報告されています。
スメル火山では2022年12月にも噴煙が海抜高度約1万5000mの大規模な噴火が発生していました。インドネシアには多数の活火山があり、たびたび規模の大きな噴火を起こしています。
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気象庁は19時30分に「遠地地震に関する情報」を発表し、2022年1月のトンガの火山噴火の際に起きたような津波の有無を監視するとしました。
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2022年にも規模の大きな噴火
スメル火山(Semeru/標高3676m)またはセメール火山は、インドネシアのジャワ島の東部にあります。インドネシアに点在する活火山と同様に、たびたび噴煙を1万メートル以上に噴き上げる噴火を起こしていて、火砕流や泥流を発生させることもあります。
今回の噴火では、日本時間の17時台に地上からの観測で噴煙が確認されたあと、気象衛星による検知で噴煙が高く上がっていると推定されました。ただ、周囲には雨雲も多数発生していて、火山灰雲の高さの判別が難しくなっています。
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今回の噴火では、日本時間の17時台に地上からの観測で噴煙が確認されたあと、気象衛星による検知で噴煙が高く上がっていると推定されました。ただ、周囲には雨雲も多数発生していて、火山灰雲の高さの判別が難しくなっています。
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噴煙の状況次第では航空機に影響も
噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだ飛行機のエンジンが停止したり、操縦席の窓ガラスに傷が付いて見通しがきかなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあります。
今後の火山活動の状況次第では、ユーラシアとオセアニアを結ぶ国際線の航空便の経路変更などで、遅延等の影響が生じる可能性があります。
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ウェザーニュース 火山情報
今後の火山活動の状況次第では、ユーラシアとオセアニアを結ぶ国際線の航空便の経路変更などで、遅延等の影響が生じる可能性があります。
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噴火による潮位変化の可能性を気象庁が調査
2022年1月にトンガの火山フンガトンガ=フンガハアパイで大規模な噴火が発生した際には、通常とは異なる津波が発生して、日本にも津波が到達しました。
今回のスメル火山の噴火も噴煙の高さが気象庁の設けた基準(1万5000m)に達したため、気象庁は潮位変化を監視する旨の発表を行ったかたちです。
同様の発表は、2022年3月のマナム火山、2022年5月のベズィミアニィ火山、2022年12月のスメル火山、2023年4月のシベルチ火山、2023年11月のウラウン火山、2023年12月のマラピ火山、2024年4月のルアング火山の2回、2024年11月のレウォトビ火山の2回、2025年3月、6月、7月、8月のレウォトビ火山に続いて、今回が15事例目です。いずれの発表事例においても津波の発生はありませんでした。
気象庁の設けた発表基準に達する噴火は一年に数回程度の頻度で発生しています。一方で、火山の噴火により遠方に到達する津波が発生した事例は、近年では1883年のクラカタウ火山、2022年のフンガトンガ=フンガハアパイの事例が知られている程度で頻度は高くありません。特に海水や湖水などが関係しない噴火では可能性が小さいと考えられます。
実際に津波発生の兆候が確認された場合には気象庁から津波注意報等が発表されますので、今後の情報入手に留意しておけば普段通りの生活を行って問題ありません。
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今回のスメル火山の噴火も噴煙の高さが気象庁の設けた基準(1万5000m)に達したため、気象庁は潮位変化を監視する旨の発表を行ったかたちです。
同様の発表は、2022年3月のマナム火山、2022年5月のベズィミアニィ火山、2022年12月のスメル火山、2023年4月のシベルチ火山、2023年11月のウラウン火山、2023年12月のマラピ火山、2024年4月のルアング火山の2回、2024年11月のレウォトビ火山の2回、2025年3月、6月、7月、8月のレウォトビ火山に続いて、今回が15事例目です。いずれの発表事例においても津波の発生はありませんでした。
気象庁の設けた発表基準に達する噴火は一年に数回程度の頻度で発生しています。一方で、火山の噴火により遠方に到達する津波が発生した事例は、近年では1883年のクラカタウ火山、2022年のフンガトンガ=フンガハアパイの事例が知られている程度で頻度は高くありません。特に海水や湖水などが関係しない噴火では可能性が小さいと考えられます。
実際に津波発生の兆候が確認された場合には気象庁から津波注意報等が発表されますので、今後の情報入手に留意しておけば普段通りの生活を行って問題ありません。
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