北海道は雪に変化　雨の中心は東北、北陸へ　広範囲で強風続く

寒冷前線に伴う雨雲は北海道を抜け、雨の中心は東北、北陸に移ってきました。活発な雨雲が通過するタイミングではザッと雨が強まり、局地的には1時間に10mm前後の雨量を観測しています。

前線の雨雲は夕方にかけて弱まりながら南下する見込みです。まだ雨が降っていない東北南部や北陸西部でも急に雨の降り出す可能性があるため、天気の急変に注意をしてください。
雨雪レーダー雨雪レーダー

前線が抜けた北海道は冬型の気圧配置になり、日本海側を中心に雪雲の流入が顕著になってきました。山沿いでは積雪の増加がみられ、上川町・層雲峡では13時までの3時間で8cmの新たな雪が積もっています。

道北では山沿いだけでなく、平地でも気温が1℃前後まで下がっていて、本格的に雪が降り出している状況です。寒気が南下する今夜には北海道の各地や東北北部の内陸部で雪が強まり、積もる所が増える見込みです。

夜の遅い時間ほど積雪が増加するリスクが高まるため、路面状況の悪化に注意をしてください。
大雪ピンポイント影響予測（要ログイン）

全国的に風の強い状況は続いていて、北海道の全域や東北日本海側など前線が抜けたエリアでは西寄りの風となっています。

12時40分から13時40分に観測された最大瞬間風速は、北海道えりも岬で29.6m/s、山形県酒田市・飛島で20.9m/s、金沢市で19.7m/sを観測しました。今夜にかけて強い西寄りの風が続き、雪の降るエリアでは吹雪となるおそれがあるため、警戒が必要です。

関東は南西の風が主体で、東京湾沿岸や房総半島などで風が強まっています。千葉県木更津市では13時19分に18.3m/sの最大瞬間風速を観測。こちらは夕方まで風が強く、夜になると次第に収まる見通しです。
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