台風26号(フォンウォン)が沖縄接近 前線の活動が活発になり奄美で大雨に

2025-11-13 05:30 ウェザーニュース

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11月13日(木)3時現在、台風26号(フォンウォン)は台湾沖を北東に進んでいます。

台風の中心から離れた停滞前線の近傍で雨雲が発達していて、鹿児島県の奄美地方で大雨となっています。沖縄や奄美では明日14日(金)明け方にかけて非常に激しい雨に警戒してください。
▼台風26号 11月13日(木)3時
 中心位置   与那国島の南西約200km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北東 25 km/h
 中心気圧   1002 hPa
 最大風速   20 m/s
 最大瞬間風速 30 m/s
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進路予測Max最大10日先まで延長 進路確率も

温帯低気圧に性質を変えながら沖縄に接近

台風26号は既に台風としての構造が崩れつつあり、今日のうちに温帯低気圧に変わり前線と一体化する予想です。

台風ではなくなったあとも、前線近傍では高気圧との気圧差で強風が吹く可能性がありますので注意してください。
風レーダーレーダー 風モード(ウィンドフロー)

今夜にかけて非常に激しい雨の降るおそれ

沖縄や奄美にはここ数日前線が停滞していて、台風由来の暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込むことで大雨となりました。

今日13日(木)は台風から変わる温帯低気圧が接近することで、前線周辺の雨雲が再び発達しやすくなる見込みです。沖縄から奄美、種子島・屋久島では局地的に1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降るおそれがあります。雨量がかさんで大雨となるおそれがありますので、道路冠水や低い土地の浸水、土砂災害などに警戒してください。
台風ピンポイント影響予測(要ログイン)

次第に台風が本州に接近しにくい気圧配置に

台風発生数の平年値を見ると、11月の台風発生数の平年値は2.2個で、まだ台風の発生しやすいシーズンです。

気圧配置の変化で本州方面には北上してきにくいものの、南アジア・東南アジア方面はまだ注意が必要な時期が続きます。
ウェザーニュースPro「台風可能性 15日間予測」
ひまわり9号衛星雲画像ひまわり9号衛星雲画像
気圧変化·頭痛対策の参考に<天気痛予報>

台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風26号の「フォンウォン(Fung-wong)」は香港が提案した名称で、香港の鳳凰山(ランタオピーク)やフェニックスの意味からつけられた呼称です。
関連記事「台風の名前はどうやって決める?日本など提案のアジア名140個の呼名リスト」
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