今朝は内陸部を中心に霧発生　長野県内では「白虹」の出現も

通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。

一方、白虹は太陽の光が霧の粒に反射・散乱して見られます。霧の粒は雨粒より細かいためプリズムのように分光されず、全ての波長（色）の光が同じように散乱されるため、白く輝いて見えます。

太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていて解消に向かうときに、このような白い虹が見られることがあります。

今朝は本州の東の海上にある高気圧の圏内となっていた、東北や関東北部、北陸などではスッキリと晴れています。晴れたことによって、地上付近の熱が上空へと逃げる放射冷却が効いて、内陸部を中心に「放射霧」という種類の霧が発生したとみられます。

ウェザーニュースアプリ利用者からの報告を見ると、岩手県や山形県など内陸部で濃い霧が発生している状況がわかります。
霧の状況をアプリで見る霧の状況は？

7時30分現在、東北の各地や新潟県、長野県の一部には濃霧注意報が発表中です。この霧は日差しが届いて地上付近が温められることで徐々に解消に向かいます。

この季節は日差しのもとでは暖かさを感じられますが、朝晩は気温が下がるため、一日の気温差が大きくなります。体調を崩さないように服装で上手に調整して過ごすようにしてください。
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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿） 🐰さん