北海道は午後も荒天が継続　北陸も雷雨や突風などに注意

発達した低気圧の影響で、午後も北海道の広い範囲で強い雨や風が続いています。

強雨の中心はオホーツク海側に移りつつあり、13時30分までの1時間雨量は標津町・糸櫛別で32.0mmの激しい雨、中標津町で21.5mmの強い雨が降りました。24時間雨量が100mm以上に達している所があり、低い土地の浸水や土砂災害などの危険性が高まっています。
雨雲レーダー雨雲レーダー

沿岸部では平均で20m/s前後の風が吹き荒れ、池田町では12時12分に最大瞬間風速30.2m/s、網走市では13時19分に25.2m/sの最大瞬間風速を観測しています。根室地方や網走地方などは低気圧が最も近づく夕方にかけて、さらに風の強まる可能性があるため警戒が必要です。
風レーダーレーダー 風モード（ウィンドフロー）

また、上空5500m付近で−21℃以下の強い寒気を伴った気圧の谷が近づいている北陸も活発な雨雲が通過しています。

局地的に雨が強まり、雷を伴っている状況です。金沢市からはろうと雲が見られ、発達した雨雲の周辺では短時間の強い雨に加え、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要です。
関連記事「石川県内で「ろうと雲」が発生」

北陸では夕方まで雨雲の発達しやすい状態が続き、その後、夜には東北にも雨雲が広がっていきます。
現在の発雷観測状況 雷レーダー現在の発雷観測状況 雷レーダー