北海道・えりも岬で50m/s近い暴風 今日いっぱいは荒天に警戒を

2025-11-01 10:27 ウェザーニュース

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今日11月1日(土)は急発達中の低気圧の影響で、北日本で大荒れとなっています。北海道・えりも岬では最大瞬間風速49.1m/sを観測しました。東北の荒天は次第にピークを過ぎたものの、北海道は今日いっぱい厳重な警戒を続けてください。

昨夜から今朝にかけて低気圧が急発達

低気圧は今日6時の段階で中心気圧が980hPaまで低下。昨日の18時が1006hPaでしたので、わずか12時間で26hPa低下する急発達となりました。低気圧の南からは暖かく湿った空気が強く流れ込んでいる一方で、大陸からは上空5500m付近で−21℃以下の強い寒気が流れ込み、急発達につながっています。

低気圧の周辺では台風並みの風が吹き荒れ、10時10分までの最大瞬間風速は北海道えりも町・えりも岬で49.1m/sを観測。2008年以降と統計期間は短いものの、史上1位の暴風です。そのほか、釧路市で30.7m/sで、北海道根室市で29.1m/sを観測しています。
風レーダーレーダー 風モード(ウィンドフロー)

10時00分の時点で北海道から東北の広い範囲に暴風警報が発表中です。また、低気圧の接近による気圧低下と強風の影響で、根室地方や釧路地方では満潮を迎える昼過ぎを中心に潮位の上昇が予想されるため、高潮警報も出ています。
警報・注意報の発表状況 履歴 今後の見通し

低気圧の周辺では雨雲も発達

低気圧の北側では雨雲の発達していて、特に南東からの風が吹き付ける形になる北海道の太平洋側で雨が強まっています。10時までの1時間には豊頃町・大津で26.0mm、厚岸町・太田で22.5mmの強い雨、釧路市では10.0mmのやや強い雨を観測しました。

これから昼過ぎにかけて道内の広い範囲で強雨が続き、オホーツク海側では夕方まで断続的に活発な雨雲がかかる見込みです。太平洋側ではすでに80mm前後の雨量となっている所があり、今後の雨を加えると総雨量が100mm以上に達するとみられます。低い土地の浸水や土砂災害などに警戒をしてください。

また、東北の太平洋側は雨は落ち着いているものの、24時間雨量が150mmを超えている所があるため、しばらくは土砂災害などに注意が必要です。
雨雲レーダー雨雲レーダー
大雨ピンポイント影響予測(要ログイン)

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
きなこさん
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