紅葉見頃予想を発表
東北から九州で平年並〜やや遅い 高尾山は11月中旬には見頃へ

2025-10-30 13:01 ウェザーニュース

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10月下旬以降は気温が下がり、さらに秋らしさを感じるようになってきました。ウェザーニュースでは、この秋の天候などをもとに2025年の紅葉見頃予想を発表しました。全国の紅葉名所の見頃日を確認して、紅葉狩りの計画にお役立てください。

■ポイント■

・東北から九州の見頃は平年並〜やや遅い
・夏の記録的猛暑や少雨が一部の葉に影響も
・今週末はいろは坂などが見頃に
全国の紅葉見頃情報・予想

東北から九州の見頃は平年並〜やや遅い

葉が色付く時期は秋の最低気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、高いと遅くなります。

今年の北海道は、9月下旬〜10月上旬は気温の高い日が多かったため、例年10月中旬までに見頃となる名所では平年並〜平年よりやや遅い見頃を迎えた所が多くなりました。その後は寒気が流れ込み、色付きが進んでいます。例年10月下旬に見頃となる名所では平年より早めの見頃を迎えた所もあり、紅葉シーズンは終盤です。連休中は風が強まり、葉が散ってしまう可能性があるので、紅葉狩りの機会を逃さないようにしてください。

一方、東北~九州は10月中旬にかけて気温の高い日が多くなり、葉の色付きは足踏みしていました。11月の平均気温も高めとなる予想です。ただ、10月下旬になってからは朝晩は冷える日が増えてきています。今後は天気が周期的に変化し、晴れる日の朝晩は色付きに必要な気温低下が見込めるため、まだ見頃を迎えていない名所では平年並〜平年よりやや遅い見頃になるとみています。

夏の記録的な暑さや少雨で一部の葉に影響も

葉が鮮やかに色付くためには、秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要です。

今年は夏の記録的な暑さや多照、少雨の影響で葉焼けしているなど葉の健康状態はあまり良好ではありませんが、然別湖(北海道)や上高地・涸沢(長野県)、栂池自然園(長野県)などでは綺麗な紅葉になりました。

今後は全国的に天気が周期変化して、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しや雨、朝晩の冷え込みが見込めます。

今週末はいろは坂などが見頃に

現在、北海道の紅葉シーズンは終盤を迎え、東北〜九州で徐々に色付きや見頃エリアが拡大しています。今週末はいろは坂(栃木県)や大佐渡スカイライン(新潟県)、剣山(徳島県)などで見頃の紅葉を楽しめそうです。

平地の紅葉はまだまだ先ですが、この三連休は山の紅葉を楽しんではいかがでしょうか。
レーダー 紅葉モードをアプリで見るレーダー 紅葉モード

※見頃の定義:一つの名所の中で、全体の約7割が色付いたときから落葉が始まった日まで
※見頃開始日の平年:2004〜2024年の期間で、紅葉が見頃を迎えた日の平均
※天候の平年:1991〜2020年の過去30年平均

コーポレートブログ 「紅葉担当に聞く!アプリの使い方」
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