ハリケーンMelissa　ジャマイカを過去最強勢力で直撃か

現地時間の25日(土)にカリブ海発生したハリケーンMelissaは急速に発達し、26日(日)午後（日本時間27日朝）の時点では、中心気圧が941hPa、中心付近の最大風速が65m/sに達しました。

5段階あるハリケーンの強さで上から2番目にあたるカテゴリー4の勢力で、日本の台風では猛烈な勢力に相当する強さです。衛星画像では中心付近の目がはっきりと現れていて、発達していることを示しています。
レーダー 衛星雲画像モードをアプリで見るレーダー 衛星雲画像モード

今後はさらに勢力を強めながら北上し、ジャマイカに近づく見通しです。

ウェザーニューズで世界の熱帯低気圧を監視しているグローバルストームセンターの見解では、現地時間の27日(月)の日中が発達のピークで、最大風速は65m/sを維持するとみられます。27日(月)夜から28日(火)朝にはジャマイカに上陸する予想で、その時点でもピークに近い勢力を保つ見通しです。

ジャマイカを直撃するハリケーンとしては過去最強クラスで、最大風速は60m/s以上、総雨量は500mmを超える予想となっています。ハリケーンの動きが遅く暴風雨は長時間続く見込みです。甚大な被害が懸念されるため、現地では警戒を強めています。
レーダー 風モード（ウィンドフロー）をアプリで見るレーダー 風モード（ウィンドフロー）
ウェザーニュース 世界天気サイト