秋晴れ乏しい10月の東京 日照時間は平年の半分ほどの少なさ

2025-10-26 11:48 ウェザーニュース

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10月もあと1週間足らずとなりました。関東にお住まいの方は、今年の10月は秋晴れの日が少ないという感覚がないでしょうか。

東京の10月の観測データを見ると、日照時間は平年に比べて55%にとどまっていて、観測史上最少だった年の記録に迫る少なさとなっています。

秋雨前線や台風接近の影響

東京都心での観測で、10月の日照時間は昨日25日(土)までに56.1時間となっています。平年値ではこの日までに100時間を超えていて、その半分程度のペースに留まっていることがわかります。

日照時間が少なかった要因は主に秋雨前線の動向です。例年であれば秋雨前線は、梅雨前線と違って活動の消長を繰り返すことが多いものの、今年は10月に入ってから本州付近もしくは本州南岸に停滞して雲が広がる日が多くなりました。

また上旬には台風22号、中旬には台風23号が本州南岸を通過して、日照を妨げる日もありました。
全国の観測地点における、10月6日から昨日25日までの20日間の日照時間の平年比を見ても、関東南部から東海周辺の日照時間が際立って少ない様子が分かります。

東京の10月の日照時間が最も少なかったのは1961年の67.3時間です。今年は明日以降の5日間で挽回する可能性もありますが、現時点では当時の記録に迫る少なさとなっています。

来週は束の間の秋晴れ

明日27日(月)〜28日(火)は西高東低の気圧配置となり、太平洋側の地域は日差しが届く所が多くなりそうです。ただ、西高東低の気圧配置になると関東の南の海上で雲が発生することがあり、関東南部の陸地にこの雲が広がる可能性があります。

その後は移動性高気圧が本州付近を通過するため、関東や東海では週中頃は日差しが届く予想です。

週後半になると再び低気圧や前線・湿った空気の影響などで日差しが乏しくなる予想です。束の間の日差しを有効に活用してください。
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