ヨーロッパで低気圧が発達　広範囲で強風や雷雨のおそれ

上空5500m付近で−21℃以下の寒気を伴った低気圧がイギリス海峡付近を通過しています。現地時間の23日(木)日中には中心気圧が970hPa台まで低下する予想です。

上空の寒気が強いため大気の状態が非常に不安定で、特に低気圧の周辺や南東側で雨雲が発達しやすくなります。

局地的には短時間に強い雨が降り、雷や突風などを伴うおそれがあります。先日はフランスのパリ近郊で竜巻による被害が発生しましたが、同様な状況になってもおかしくありません。
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低気圧が発達しているため、広範囲で強い風が吹き荒れます。

ヨーロッパの各地ではすでに平均で15m/s以上の風を観測していて、23日(木)の午後にかけては大西洋やイギリス海峡、北海沿岸などで20m/s以上の強風となる見込みです。内陸部でも風の吹き抜けやすい地形のエリアでは強風が予想されます。

各国の気象当局は強風に関する警報を発表し、飛来物による被害やインフラへの影響に警戒するよう呼びかけています。
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