沖縄は熱帯低気圧の影響続く　24時間で400mm超の記録的大雨

昨日、沖縄・先島諸島付近で発生した熱帯低気圧はゆっくりと南に進んでいます。周辺では雨雲の発達しやすい状況が続いていて、昨日の夕方から今朝にかけては先島諸島で雨が強まりました。

特に西表島の南に位置する波照間島で雨が強く、今日6時06分までの1時間には68.5mmの非常に激しい雨を観測。9時00分までの24時間雨量は410.0mmに達しました。これは2022年9月に記録した358.5mmを上回る観測史上1位です。
全国のアメダス観測値・ランキング

また、西表島で293.5mm、石垣島では283.5mmの大雨で、八重山地方には大雨警報や洪水警報が発表されています。
警報・注意報の発表状況 履歴 今後の見通し

これから昼頃にかけても断続的に激しい雨の降る所があり、道路冠水や低い土地の浸水、土砂災害などの発生するおそれがあります。雨のピークを過ぎるまで警戒を続けてください。

午後になると熱帯低気圧が南に離れることで、次第に活発な雨雲はかかりにくくなっていきます。ただ、雨の降りやすい状態は続く見込みです。
大雨ピンポイント影響予測（要ログイン）