元台風22号の温帯低気圧が週末のアラスカを襲う　暴風や高潮で被害も

台風22号は10日(金)に温帯低気圧に変わりました。その後は温帯低気圧として発達しながら北東に進んで、アリューシャン列島やベーリング海を通過し、現地時間の12日(日)にはアラスカの西岸に達しています。

接近時の中心気圧は962hPaで、台風の時と変わらないような荒天をもたらしました。アラスカの南西部に位置するベセルでは最大瞬間風速36m/sを観測。局地的には40m/s以上の暴風が吹いたとみられます。強い風と気圧の低下によって沿岸部では高潮によって数メートル潮位が上昇し、大規模な洪水が発生しています。
風レーダーレーダー 風モード（ウィンドフロー）

低気圧はすでに北極海に抜けたものの、アラスカの北部沿岸では引き続き強風や沿岸部の浸水などの可能性があるとして、気象当局が注意を呼びかけています。
ウェザーニュース 世界天気サイト