【一気に秋深まる】 ウェザーニュース for business振り返り（2025/10/20〜10/27）

20日(月)には、全国の気象台で今シーズン初めて、北海道の稚内で初雪が観測されました。
先々週末に低気圧や寒冷前線が通過した後、その後面に控えていた寒気が流れ込みました。平地で雪が降る目安となる「上空1500m付近で-6℃以下」の寒気が北海道の道北まで南下したことで、道内各地に雪雲がかかり、多くの地点で初雪となりました。
また、札幌でも23日(木)に初雪を記録しました。これは平年より5日早い観測となっています。

ウェザーニュース for businessの「雨雪レーダー」は、雨から雪に変わるタイミングや積雪の状況をリアルタイムで把握することができます。雨が降るのか、雪が降るのか、の目安として、お役立てください。

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21日(火)は、寒気の影響により、全国的に朝の冷え込みが強まりました。特に、北海道標茶町では今季全国で初めて最低気温が−6℃に達しています。東京都心でも7時までに14.2℃を観測し、今季初めて15℃を下回るなど、全国498地点で、今季最低気温を更新しました。

22日(水)は広く冷たい雨となり、標高の高いところでは雪として降りました。翌23日(木)には、富士山で初冠雪を観測。平年より21日ほど遅い観測となっています。
また、その他にも、北日本の岩手山や岩木山でも初冠雪を観測。ようやく本州でも秋らしい便りが届きました。

22日(水)は、熱帯低気圧が南西諸島付近を通過したことで、その近くの先島諸島では雨が強まった地点がありました。
周辺では雨雲が発達しやすい状況が続き、特に西表島の南に位置する波照間島で強い雨となりました。波照間島では、午前6時6分までの1時間には68.5mmの非常に激しい雨を観測。さらに、午後4時30分までの24時間雨量は478.0mmに達し、これは2022年9月の記録（358.5mm）を上回る観測史上1位の記録となっています。
また、西表島や石垣島でも24時間で300mmの大雨を記録しました。先島諸島では週末にかけても雨が強まるなど、長雨となりました。

10月25日(土)1時40分頃、北海道で最大震度5弱を観測する地震がありました。震源地は根室半島南東沖で、マグニチュード5.8、震源の深さは40kmでした。

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今週は28日(火)にかけて、北日本を中心に冬型の気圧配置となり、全国的に11月並みの寒さとなるでしょう。北海道の沿岸部では暴風に警戒が必要です。東北・北陸の沿岸部でも強風に注意してください。

週中頃は西日本・東日本で広く晴れますが、週後半には再び天気が下り坂です。31日(金)から11月1日(土)にかけて、全国的に雲が増えて広い範囲で雨が降る見込みです。

気温のアップダウンが大きくなるため、体調管理や服装選びにご注意ください。

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