気象庁1か月予報
季節が進むのは北海道のみ 降水量は太平洋側で多め

2025-10-09 14:42 ウェザーニュース

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今日10月9日(木)、気象庁は10月11日から11月10日までの1か月予報を発表しました。季節が順調に進むのは北海道のみで、広範囲で平年より気温の高い状態が続く見込みです。

降水量は太平洋側を中心に平年並か多くなるとみられます。

北海道には低温に関する早期天候情報

東日本から西日本、沖縄・奄美ではこの先1か月も暖かい空気に覆われやすく、平年より気温の高い状態が続く見込みです。特に、東海から九州、沖縄・奄美地方では10月15日頃からの5日間平均気温がかなり高くなるとして、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表しました。

農作業や運動会の練習・本番など屋外で長時間過ごす場合は、念のため熱中症に注意が必要です。こまめに休憩を取ったり、水分を補給するようにしてください。

一方、北海道は順調に季節が進んでいます。14日頃までは大陸からの寒気の影響で、気温は平年並か低くなる予想です。その後は一旦暖かい空気に覆われて気温が高くなりますが、18日頃からは再び寒気が南下するため低くなるとみられます。札幌管区気象台は、5日間平均気温がかなり低くなるとして「低温に関する早期天候情報」を発表しました。

標高の高い山では雪が降り、初冠雪の便りが増えていきそうです。また、紅葉の見頃エリアは低い山や平地に移っていきます。紅葉狩りのチャンスを逃さないようにしてください。
全国の紅葉見頃情報・予想

前線や湿った空気の影響で降水量が多くなる可能性

大陸から日本の東にかけては高気圧に覆われやすく、北日本では低気圧や前線の影響を受けにくい予想です。このため、北海道の降水量は平年並みか少ない見通しになっています。

一方、中国の華中から日本の南にかけては、気圧の谷となる傾向にあります。このため、東日本〜西日本の太平洋側、沖縄・奄美では前線や湿った空気の影響を受けやすい時期があり、この先1か月の降水量は平年並か多くなる予想です。
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