台風22号(ハーロン)　明日9日(木)朝に伊豆諸島最接近　経験ない暴風のおそれ

▼台風22号　10月8日(水)18時
　中心位置　　　青ヶ島の南西約250km
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　非常に強い
　移動　　　　　北北東　20 km/h
　中心気圧　　　935 hPa
　最大風速　　　50 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　70 m/s
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3本の予測モデル気象庁や米軍の進路予報を比較
台風進路予測Max最大10日先まで延長 進路確率も

台風22号(ハーロン)は太平洋高気圧の縁に沿って北上を続けています。

引き続き衛星画像では台風の目もはっきりと見られ、非常に強い勢力となっています。

台風はこの先も高気圧の縁に沿うように進み、今夜から伊豆諸島に接近する予想です。明日9日(木)の朝には非常に強い勢力で、伊豆諸島南部の八丈島や青ヶ島などの付近を通過する可能性が高まっています。

伊豆諸島では南部を中心に、9日(木)は最大瞬間風速70m/sという建物が損壊するほどの記録的な暴風が吹くおそれがあります。

また、台風の中心付近では波の高さが10m前後の大しけになることが予想されます。
台風ピンポイント影響予測（要ログイン）

気象庁からは伊豆諸島に暴風、波浪特別警報を発表する可能性があるとの発表がありました。

八丈島など伊豆諸島南部を中心に、建物が損壊するほどの猛烈な風が吹き荒れるおそれがあります。暴風や高波に厳重警戒してください。

沿岸部では高潮による低地の浸水にも警戒が必要です。早めの避難を心がけてください。

また、八丈島では9日(木)夜までの降水量が300mm前後に達すると予想され、発達した雨雲が停滞する場合はさらに雨量が増えることも考えられます。土砂災害や浸水等にも厳重な警戒が必要です。
雨雲レーダー雨雲レーダー

台風の北側には大陸から高気圧が張り出して気圧の傾きが大きくなるため、台風からやや離れた東日本でも風が強くなります。

房総半島など関東の沿岸部では瞬間最大風速25m/s前後の強い北東風が吹く可能性がありますので、屋外では物が飛ばされないようお気をつけください。

また、関東から伊豆半島の沿岸部では発達した雨雲がかかる心配があります。横殴りの強い雨となることも考えられるので、外出の際は丈夫な傘をお持ちください。

沿岸部では高波にも注意が必要です。
風レーダーレーダー 風モード（ウィンドフロー）

5日先までに台風の暴風域に入る確率が0.5%以上の府県予報区は以下の通りです。（気象庁 15時50分発表）

茨城県　　　　　1 %
千葉県　　　　　7 %
東京都
　伊豆諸島北部　14 %
　伊豆諸島南部　100 %
神奈川県　　　　1 %
静岡県　　　　　2 %

台風22号は、今月2つめの台風です。9月は平年と比べて発生数が多くなりましたが、10月もハイペースで発生が続いています。

台風発生数の平年値を見ると、10月の台風発生数の平年値は3.4個で、まだまだ台風の発生しやすいシーズンです。また、上陸数の平年値は0.3個で、およそ3年に一度、本土への上陸があることになります。

秋の台風は発達して急速に北上してくることもありますので、今後も台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
秋台風はなぜ怖い？ 進路や速さに注意　上陸時の勢力も強い傾向
ウェザーニュースPro「台風可能性 15日間予測」
ひまわり9号衛星雲画像ひまわり9号衛星雲画像
気圧変化·頭痛対策の参考に＜天気痛予報＞

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風22号の「ハーロン(Halong)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の美しい湾の名前（ハロン湾）からとられています。
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