台風22号(ハーロン)　関東の南で進路を東へ変える見込み　風が強まるおそれ

▼台風22号　10月7日(火)3時
　中心位置　　　日本の南
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　／／
　移動　　　　　西北西　15 km/h
　中心気圧　　　985 hPa
　最大風速　　　30 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　45 m/s
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3本の予測モデル気象庁や米軍の進路予報を比較
台風進路予測Max最大10日先まで延長 進路確率も

台風22号(ハーロン)は太平洋高気圧の南縁に沿って北西方向に移動しています。徐々に発達し、昨日の15時には暴風域を伴うようになりました。この先も高気圧の縁に沿うように進み、だんだんと北寄りに進路を変えて、9日(木)頃からは東寄りに方向転換する可能性が高くなっています。

発達に適した海域を進むため、明日8日(水)までには「強い」勢力、9日(木)には「非常に強い」勢力の台風になる予想です。伊豆諸島には発達のピークを迎えたままかなり接近するおそれがあるため、暴風や大雨への備えが必要です。

進路次第では西日本から東日本の太平洋側で雨が降り、風が強まることも考えられます。東海から関東の沿岸部でも雨が降ると横殴りの雨となるため、今後の情報にお気をつけください。

また、進路が本州から離れて通ったとしても、高気圧との気圧差によって本州でも風が強まる可能性があります。日本海側も含めて西日本や東日本沿岸部では風が強く吹き、特に東日本の太平洋沿岸部では暴風や高波の影響が出るおそれがあるため、今後の情報に注意してください。
風レーダーレーダー 風モード（ウィンドフロー）

予報円は台風の中心が70％ほどの確率で入るところを示していますが、台風22号の予報円は大きくなっています。進路の確度がそれほど高くないことを表しています。また、進行速度の予測にも大きな差がある状況です。

台風は予報円の中心を通るとは限らず、進路次第で影響が大きく変わります。日がたつにつれて誤差は縮小しますので、今後の台風情報にご注意ください。
世界各国の進路予想（要ログイン）
最大10日先まで延長 台風進路予測Max（要ログイン）

5日先までに台風の暴風域に入る確率が5%以上の府県予報区は以下の通りです。（気象庁）
　茨城県　　　　　9 %
　埼玉県　　　　　7 %
　千葉県　　　　　22 %
　東京都
　　東京地方　　　9 %
　　伊豆諸島北部　31 %
　　伊豆諸島南部　83 %
　神奈川県　　　　13 %
　山梨県　　　　　7 %
　長野県　　　　　5 %
　静岡県　　　　　19 %
　愛知県　　　　　9 %
　三重県　　　　　12 %
　奈良県　　　　　7 %
　和歌山県　　　　11 %


大陸に上陸した台風21号(マットゥモ)は勢力を弱め、昨夜21時に熱帯低気圧に変わりました。

台風22号は、今月2つめの台風です。9月は平年と比べて発生数が多くなりましたが、10月もハイペースで発生が続いています。

台風発生数の平年値を見ると、10月の台風発生数の平年値は3.4個で、まだまだ台風の発生しやすいシーズンです。また、上陸数の平年値は0.3個で、およそ3年に一度、本土への上陸があることになります。

秋の台風は発達して急速に北上してくることもありますので、今後も台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
秋台風はなぜ怖い？ 進路や速さに注意　上陸時の勢力も強い傾向
ウェザーニュースPro「台風可能性 15日間予測」
ひまわり9号衛星雲画像ひまわり9号衛星雲画像
気圧変化·頭痛対策の参考に＜天気痛予報＞

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風22号の「ハーロン(Halong)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の美しい湾の名前（ハロン湾）からとられています。

台風21号の「マットゥモ(Matmo)」は米国が提案した名称で、「大雨」を意味するチャモロ語からとられています。
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