台風21号は中国・華南に上陸　9月以降、南シナ海沿岸に5つの台風上陸

台風21号は昨日5日(日)に中国・広東省に上陸しました。台風の南側に入り、湿った空気の流入が続いた海南島を中心に断続的に激しい雨が降り、海口市では24時間で250mmほどの大雨となっています。

今後も北西に進む見込みで、中国・華南では今日いっぱい、ベトナム北部では明日7日(火)にかけて大雨となる見込みです。中国、ベトナムの気象当局は大雨による災害に警戒を呼びかけています。

9月以降は台風が南シナ海を相次いで進み、中国やベトナムに5つの台風が上陸しました。

太平洋高気圧の勢力が西へ大きく張り出したことが大きな要因です。フィリピン近海で発生した台風は北上できずに、高気圧の縁に沿って西に進みました。

今後は高気圧の勢力が南に移り、南シナ海方面を覆う形に変わってきます。台風22号は本州方面に北上する予想で、南シナ海の台風ラッシュはひとまず落ち着く見通しです。
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