気象庁1か月予報
広範囲で高温続くも北海道は季節が前進

東日本から西日本では6月中旬以降、暖かい空気に覆われて気温の高い状態が続いています。この先1か月の気温も平年より高い予想で、特に10月前半はかなり高くなる見込みです。農作業や運動会の練習・本番など屋外で長時間過ごす場合は、念のため熱中症に注意してください。

沖縄・奄美は10月になっても太平洋高気圧にしっかりと覆われています。海水温も高く、今日は沖縄県うるま市宮城島で35.0℃を観測、沖縄県内では今年初めての猛暑日となりました。この先も季節外れの暑さが続いてしまいそうです。

北日本も10月上旬は平年よりかなり高くなりますが、中旬以降は上空に寒気が流れ込むようになり、北海道では平年並の気温に落ち着くとみられます。標高の高い山では雪が降ることもある見込みです。一日の中だけでなく、日毎の気温変化も大きくなるので体調を崩さないようお気をつけください。気温が下がることで紅葉エリアは広がっていきそうです。
全国の紅葉見頃情報・予想

日本の南東では太平洋高気圧の東への後退が遅い状況が続く一方、大陸方面から日本の南にかけては気圧の谷となる傾向にあります。このため、東北〜北陸では低気圧や前線の影響を、九州から沖縄・奄美では前線や湿った空気の影響を受けやすい時期があり、この先1か月の降水量は平年並か多くなる予想です。

そのほかの地域では平年並の見通しになっています。天気は周期変化するため、晴れた日は日差しを有効に活用してください。
長期予報 この先3か月の天候見解