大型で猛烈な台風18号　沖縄では影響続く
台風19号は迷走後はるか東へ

▼台風18号　9月23日(火) 9時
　中心位置　　　南シナ海
　大きさ階級　　大型
　強さ階級　　　猛烈な
　移動　　　　　西北西　20 km/h
　中心気圧　　　915 hPa
　最大風速　　　55 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　75 m/s
台風18号の進路拡大 最新情報

台風18号は沖縄から離れつつあるものの、大型で猛烈な勢力であることから影響が長引いています。海上はしけとなっていて、うねりを伴い危険です。風も平均で10m/s前後と強い状況がもうしばらく続くとみられます。波浪警報は解除されましたが、海には近づかないようにしてください。

また、台風が西に離れる過程のため、南東から暖かく湿った空気の流れ込みやすい状況が続きます。先島諸島を中心に断続的に雨雲が通過して、ザッと強く降ることがありそうです。日差しの届くことがあっても油断せず、急な雨に注意してください。
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また、進路に近いフィリピン・ルソン島や台湾では今日も荒天が継続し、その後は香港・マカオなど中国・華南の沿岸やベトナムなども風雨が強まる見通しです。渡航の予定がある場合は最新の台風情報をご確認ください。
ウェザーニュース 世界天気サイト

▼台風19号　9月23日(火) 9時
　中心位置　　　日本の東
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　強い
　移動　　　　　東　ゆっくり
　中心気圧　　　970 hPa
　最大風速　　　40 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　55 m/s
台風19号の進路拡大 最新情報

台風19号は発達のピークを過ぎ、猛烈な勢力から2階級下がって強い勢力に変わっています。

この先もしばらくは高気圧に進路を阻まれて迷走する見込みです。明後日25日(木)にかけては北東寄りに進むものの、週後半は折り返して西に進み、週末に再び北東に進み始めるとみられます。

この先の進路の予測がなかなか定まっていませんでしたが、日が経つにつれて数値予報モデルの予測は概ね揃ってきました。日本への直接の影響が出る可能性は低くなっています。
最大10日先まで延長 台風進路予測Max（要ログイン）
世界各国の進路予想（要ログイン）

台風発生数の平年値を見ると、9月の台風発生数の平年値は5.0個で、8月に次いで一年の中で2番目に台風の発生が多い時期です。一方、台風の上陸数の平年値では9月が最も多く、本土への接近数も最も多い時期となっています。

本州方面にとっては例年9月が台風シーズンのピークとなりますので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
ウェザーニュースPro「台風可能性 15日間予測」
ひまわり9号衛星雲画像ひまわり9号衛星雲画像
気圧変化·頭痛対策の参考に＜天気痛予報＞

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風18号の「ラガサ(Ragasa)」はフィリピンが提案した名称で、動きを速めることを意味するタガログ語からとられています。この名前が使われるのは今回が初めてです。前回までは「ハギビス」が割り当てられていましたが、2019年台風19号（令和元年東日本台風）の被害を受けて引退となっていました。

台風19号の「ノグリー(Neoguri/너구리)」は韓国が提案した名称で、朝鮮語でたぬきのことです。
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