本格的な冬の訪れが早まる可能性 西日本日本海側は雪が多い予想(寒候期予報)

2025-09-22 14:43 ウェザーニュース

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気象庁は9月22日(月)、12月から来年2月にかけて寒候期予報を発表しました。

記録的猛暑から厳しい残暑が続いていますが、冬の訪れは順調になる見通しです。気温は全国的に平年並みで冬らしい寒さとなり、西日本日本海側は平年より雪が多くなる可能性があります。

冬のはじめは寒気が流れ込みやすい

冬のはじめは一時的にラニーニャ現象に近い状態が予想されます。この影響でフィリピン付近で対流活動が活発になる見通しです。
関連記事「ラニーニャ現象に近づくも発生には至らない見通し」

太平洋赤道域の対流活動の分布により、上空を吹く強い西寄りの風、偏西風は日本付近で平年よりも南を流れやすくなるとみられます。冷たい冬の空気を持ったシベリア高気圧は南東側への張り出しがやや強まり、アリューシャン低気圧は日本に近い西側で強まる予想です。

冬の半ば以降はラニーニャ現象に近い状態が解消され、偏西風は平年の位置に戻る予想となっています。

12月は冬型の気圧配置が強まるタイミングがあり、冬の訪れは順調です。12月〜2月の3か月を通してみても、気温は平年並みで冬らしい寒さになる見込みです。

日本海側は早い時期から積雪か

冬型の気圧配置になりやすいため、日本海側で降水量が多く、太平洋側で少ない傾向が顕著になるとみられます。

3か月の降雪量は北日本の日本海側と北陸で平年並み、近畿日本海側と山陰では平年並みか平年よりも多い予想です。12月に寒気が流れ込みやすいことから、早いタイミングで積雪が増える可能性があります。雪への支度は早めに済ませておくと良いかもしれません。

スキー場などスノーリゾートにとっては期待が高まります。

太平洋側の各地は降水量が平年よりも少なくなる見込みです。元々雨や雪が少ない時期ですので、空気の乾燥が顕著になる可能性があります。火災などに注意が必要です。

3か月を通しての降水量が少なくても、南岸低気圧が通過するタイミングでは雪が降ることは十分に考えられるため、油断はできません。
長期予報 この先3か月の天候見解
出典・参考/気象庁HP
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