カムチャツカ半島付近でM7.8の地震　日本では津波被害の心配なし

この地震により、米国津波警報センターはアリューシャン列島に津波注意報（Tsunami Advisory）を発表した他、ロシアの当局も津波の脅威があるとしています。また、ハワイへの津波があるかどうかを太平洋津波警報センター（PTWC）が調査中です。

一般的にこの付近で津波が発生した場合、津波はカムチャツカ半島の沿岸とアリューシャン列島、ハワイ方面にエネルギーが伝わりやすいとされます。
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この地震により、震源近傍では最大で0.04mの海面変動が観測されました。このほか、沖合津波計でも海面変動を観測しています。

観測された津波の高さ（6時37分 PTWC発表）
0.04m　米国アラスカ州　アムチトカ島

気象庁は津波予報（若干の海面変動）を発表しました。

若干の海面変動が予想されますが、津波被害の心配はありません。若干の海面変動が予想される時刻は、早い沿岸で19日(金)5時00分頃です。

若干の海面変動が予想される沿岸は次のとおりです。

＜津波予報（若干の海面変動）＞
北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸中部、北海道太平洋沿岸西部、オホーツク海沿岸、青森県日本海沿岸、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県九十九里・外房、千葉県内房、伊豆諸島、小笠原諸島、相模湾・三浦半島、静岡県、愛知県外海、伊勢・三河湾、三重県南部、大阪府、淡路島南部、和歌山県、徳島県、愛媛県宇和海沿岸、高知県、大分県瀬戸内海沿岸、大分県豊後水道沿岸、宮崎県、鹿児島県東部、種子島・屋久島地方、奄美群島・トカラ列島、鹿児島県西部、沖縄本島地方、宮古島・八重山地方

これらの沿岸では今後１日程度は若干の海面変動が継続する可能性が高いと考えられます。
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日本の気象庁の解析では、この地震のメカニズムは北西—南東方向に圧力軸をもつ逆断層型の地震とみられます。横ずれ断層型に比べると津波の発生しやすい発震機構です。