火山情報 雌阿寒岳 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き上げ 北海道

2025-09-15 15:55 ウェザーニュース

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今日15日(月)15時20分、北海道の火山 雌阿寒岳(めあかんだけ)の噴火警戒レベルが、レベル1(活火山であることに留意)からレベル2(火口周辺規制)に引き上げられました。

雌阿寒岳では、今後、ポンマチネシリ火口から約500mの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。
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火山活動の状況及び予報警報事項

雌阿寒岳では、9月11日(木)から火山活動がやや活発になっており、今日15日(月)の現地観測により、熱活動の活発化を確認しています。

また、ポンマチネシリ火口内及びその近傍にごくわずかな火山灰の堆積を確認しました。気象庁の火山監視カメラの画像では12日(金)に灰色の噴煙を上げている様子がみられており、この際に火山灰を噴出した可能性が考えられます。

雌阿寒岳では、今後、ポンマチネシリ火口から約500mの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。

▼対象市町村等
火口周辺警報:入山規制等
 北海道釧路市 北海道足寄町

7年ぶりに噴火警戒レベルが2に

雌阿寒岳では2018年11月に火山性地震が増加して噴火警戒レベルが2に引き上げられ、12月まで継続しました。警戒レベル2になるのは、それ以来です。(2008年の噴火警戒レベル導入以降、レベル3以上の発表はありません。)

雌阿寒岳は約13,000年前にプリニー式噴火を起こし、約1,000〜2,500年前には阿寒富士を形成する活動があったと考えられています。

近年はポンマチネシリ山頂火口で小規模な噴火が断続的に起こっていて、最近では2006年や2008年に噴火がありました。

防災上の警戒事項等

ポンマチネシリ火口から約500mの範囲では、噴火に伴い弾道を描いて飛散する、火山岩塊や火山弾などと呼ばれる大きな噴石に警戒が必要です。地元自治体などの指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

風下側では火山灰や火山礫(れき)と呼ばれる小さな噴石が、遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(高齢者等避難)】:警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて高齢者等の要配慮者の避難の準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
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