今夜の北海道は荒天警戒
線状降水帯発生の可能性も

気圧の谷の東進に伴い、前線を伴った低気圧が発達しながら日本海を東北東に進んでいます。今夜には北海道・渡島半島の西の海上に達する見込みです。
実況・予想天気図実況・予想天気図

前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、周辺では大気の状態が非常に不安定になり、雨雲が発達します。夕方以降は道南から雨が強まり、夜遅くから明日の明け方にかけては広い範囲で1時間に30mm以上の激しい雨や50mm以上の非常に激しい雨となるおそれがあります。冠水や低い土地の浸水、河川の急な増水や氾濫、土砂災害などに警戒が必要です。

気象台は、「渡島・檜山地方、石狩・空知・後志地方、胆振・日高地方では、13日の夜のはじめ頃から14日明け方にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある」との気象情報を発表しました。線状降水帯が形成された場合には非常に激しい雨が数時間継続し、想定以上の大雨となるおそれもあります。

線状降水帯が発生しなくても雨量がかさんで大雨となることが考えられるため、線状降水帯の情報だけにとらわれることなく、避難情報等に従い適切な行動をとるようにしてください。

また、風も強まります。瞬間的には30m/sを超える暴風となるおそれもあり、飛来物や交通機関への影響が心配です。今夜は早めに帰宅し、なるべく窓からは離れた2階以上の安全な場所で過ごすようにしてください。
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