東京などでゲリラ雷雨　冠水被害や停電が多発　交通や生活に大きな影響

午前中に晴れて気温が上がった関東では大気の状態が不安定となり、13時頃に西部山沿いで雨雲が発生。急速に発達しながら北東に進み、都心や横浜市、さいたま市、千葉市に次々と流れ込みました。

天気が急変して激しい雷雨となり一部では降雹の報告も寄せられています。
雨雲レーダー雨雲レーダー

東京世田谷では1時間に92mm、東京羽田では75mmの猛烈な雨を観測し、観測史上最大の雨量となりました。都内を含む各地から大規模な冠水、建物への浸水の報告も多数寄せられています。記録的な大雨に伴い、目黒川など都内の一部の河川が増水し、氾濫危険情報（警戒レベル4相当）が発表されました。

また東京都大田区や品川区では一部の区域に対して警戒レベル5の「緊急安全確保」の避難情報を発令しています。
全国のアメダス降水量観測値・ランキング

交通機関にも大きな影響が出ています。東海道新幹線では15時台に大雨の影響で運転見合わせが発生。17時時点では運転を再開したものの、引き続き遅延が発生しています。

また、17時現在、東海道線や南武線などJR東日本管内の在来線で運転を見合わせています。また、航路では雷の影響により羽田空港への離発着が困難となり、欠航やダイバート(目的地外着陸)が発生しています。

関東では上空の気圧の谷の通過により夜遅くまで不安定な大気の状態が続く予想です。雨が止んでも増水した河川や急な崖には近づかないようにしてください。荒天の間は外出を控えて、屋内で安全を確保するようにしてください。
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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
東京都品川区の空さん
神奈川県川崎市中原区の空さん
東京都清瀬市の空さん
東京都世田谷区の空さん