石川県では30分で50mm超の雨　夕方から夜にも活発な雨雲が通過

今日10日(水)の北陸は秋雨前線が停滞していることに加え、西から寒気を伴った気圧の谷が近づいていることで、大気の状態が非常に不安定です。石川県では昼頃から加賀地方で発生した雨雲が急速に発達し、能登地方へと強雨のエリアが拡大しました。

能登地方の志賀町では13時20分までの30分間で55.5mmの雨量を観測。わずかな時間で道路が冠水するほどの非常に激しい雨です。（13時50分までの1時間では64.5mm）

昼頃から発達した雨雲は規模が小さく、激しい雨は長い所でも1時間程度で落ち着くとみられます。ただ、新たな雨雲が発達すると再び雨が強まる可能性がある上、西からはさらに大きな雨雲が近づいている状況です。

今夜にかけては石川県だけでなく、福井県や富山県を含む北陸の広い範囲で1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。道路冠水や低い土地の浸水、土砂災害に対する警戒が必要です。また、発達した雨雲の周辺では雷も頻発していますので、落雷にも注意をしてください。
雨雲レーダー雨雲レーダー