明日〜明後日は秋雨前線が活発化
強雨や大雨に注意

今日9日(火)は西日本日本海沿岸〜東日本付近に秋雨前線が停滞し、雨は前線に近い日本海沿岸部が中心となっています。ただ、明日は前線が南下傾向です。また、明後日にかけては上空に寒気を伴った気圧の谷が通過する影響で、前線の活動が活発になり、雨の範囲が広がるとみられます。

明日は西日本日本海側が最も雨の時間が長く、降り方も強まるおそれがあります。局地的には1時間に50mm以上の非常に激しい雨となる可能性があり、道路冠水や河川の増水などに注意が必要です。前線が南下する午後は、九州南部や四国、近畿などでも激しい雷雨となるおそれがあります。

東日本も、午後は北陸や山沿いを中心に雨の強まる可能性があります。朝、出かけるときに雨が降っていなくても、雨具を忘れずにお持ちください。
実況・予想天気図実況・予想天気図

明後日になると強雨の中心は西日本太平洋側〜東日本に移るとみられます。特に西日本では、雷を伴った強雨や大雨に注意が必要です。アンダーパスなど低い土地の通行は避け、雨が強い間の無理な移動は控えるようにしてください。

前線が離れていく日本海側では、段々と雨の峠は越える見込みです。
今日･明日〜2週間先までの週間天気予報今日･明日〜2週間先までの週間天気予報

関東では猛暑と少雨が続いている影響で、利根川上流域のダムの貯水率が9月4日時点で40％まで減少していて、渇水の懸念が高まっています。5日には国や関係都県などによる臨時対策会議が開かれ、今後も貯水量が減少し続けた場合には早ければ来週にも取水制限の実施を協議することが確認されました。

明日〜明後日は利根川上流域でも秋雨前線の影響で雨が予想されています。ダムの貯水量増加に期待です。
ダム貯水率マップ