今夜遅くに全国で皆既月食 満月「コーンムーン」が赤銅色に《皆既月食2025年9月8日》
気になる7日(日)深夜〜8日(月)明け方の天気は?
今日7日(日)深夜〜明日8日(月)明け方は、秋雨前線の雲が日本海〜北日本付近を南下する予想です。東北や北陸、西日本の日本海側などではこの雲の影響を受けて、天体観測が難しい天気となってしまいそうです。
東日本や西日本では所々で雲の出る可能性はあるものの、月食を見るチャンスはある天気になりそうです。沖縄は先島諸島を中心に雲が発生しますが、雲の隙間から月食を見られるチャンスがありそうです。北海道は夜遅くなるほど天気が回復して月が見られそうです。
今日・明日〜2週間先までの週間天気予報今日・明日〜2週間先までの週間天気予報
この先の「雲量」予想マップ
PCで数値予報モデルを見る「ウェザーニュースPro」
東日本や西日本では所々で雲の出る可能性はあるものの、月食を見るチャンスはある天気になりそうです。沖縄は先島諸島を中心に雲が発生しますが、雲の隙間から月食を見られるチャンスがありそうです。北海道は夜遅くなるほど天気が回復して月が見られそうです。
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いつ起こる? 時間帯は全国共通
月食の現象が起こるタイミングは全国共通ですが、その時間帯の月の見える位置は地域によって差があります。
今回の月食は概ね各地とも空高いところで始まりますが、後半ほど月が低くなり地形や建物の影響を受けやすくなります。北日本ほど月の沈む時刻が早いため、月食を最後まで見たい場合はなるべく空の西側が開けた場所からお楽しみください。
月の出の時刻を確認
今回の月食は概ね各地とも空高いところで始まりますが、後半ほど月が低くなり地形や建物の影響を受けやすくなります。北日本ほど月の沈む時刻が早いため、月食を最後まで見たい場合はなるべく空の西側が開けた場所からお楽しみください。
月の出の時刻を確認
特設ライブカメラも公開予定
ウェザーニュースでは月食の様子を特設ライブカメラで生中継し、YouTubeでライブ配信する予定です。特別番組もオンエア予定ですので、ウェザーニュースのチャンネルをチェックしてみてください。
YouTube ウェザーニュースチャンネル
X(旧Twitter) @wni_jp
次に日本で皆既月食が見られるのは、来年の春、2026年3月3日です。
月食と日食の違い
月食と日食 どちらの方が珍しい?
月食と日食のどちらが珍しいかというと、一方を挙げることはできません。頻度は日食のほうが多くなりますが、1回の日食が見られる範囲は地球上でも限られた地域となり、特に皆既日食はごく限られた地域でしか見られません。
一方、月食が起こる頻度は日食よりも少ないものの、1回起これば夜の地域ではどこでもその様子を観察することができます。
現象の継続時間も月食のほうが長い場合がほとんどです。
一生のうちで遭遇する回数は月食のほうが圧倒的に多くなりそうです。
一方、月食が起こる頻度は日食よりも少ないものの、1回起これば夜の地域ではどこでもその様子を観察することができます。
現象の継続時間も月食のほうが長い場合がほとんどです。
一生のうちで遭遇する回数は月食のほうが圧倒的に多くなりそうです。
月食の欠け方と、普段の月の満ち欠け
月は1か月弱の周期で満ち欠けを繰り返していますが、月食との違いを見分ける方法はあるでしょうか。
月食は満月の時にしか起こらない現象です。皆既月食の日もまずは部分食から始まります。部分食が始まると、普段の月の満ち欠けとは違って、月が細くなっていくのではなく一端からかじられたように暗くなっていきます。欠けた部分の弦の曲線が逆なのがわかります(写真)。欠け方が半分以上になると、普段の満ち欠けと弦の向きは同じになりますが、皆既食の直前には光っている弧そのものが小さくなっていきます。
皆既食が終わったあとの部分食も、これと逆順で同様の変化を辿ります。
また、普段の満ち欠けと比較すると、弦の部分の明暗の境界線がいくぶんぼんやりと見えるはずです。実は、明確な暗い部分よりも外側の領域も若干暗くなっていて、半影(はんえい)と呼ばれます。
ウェザーニュース 星空Ch.
月食は満月の時にしか起こらない現象です。皆既月食の日もまずは部分食から始まります。部分食が始まると、普段の月の満ち欠けとは違って、月が細くなっていくのではなく一端からかじられたように暗くなっていきます。欠けた部分の弦の曲線が逆なのがわかります(写真)。欠け方が半分以上になると、普段の満ち欠けと弦の向きは同じになりますが、皆既食の直前には光っている弧そのものが小さくなっていきます。
皆既食が終わったあとの部分食も、これと逆順で同様の変化を辿ります。
また、普段の満ち欠けと比較すると、弦の部分の明暗の境界線がいくぶんぼんやりと見えるはずです。実は、明確な暗い部分よりも外側の領域も若干暗くなっていて、半影(はんえい)と呼ばれます。
ウェザーニュース 星空Ch.
9月の満月、英語で“Corn Moon”
9月の月は、8日(月)3時9分頃に満月の瞬間を迎えます。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは2025年9月の満月を「コーンムーン(Corn Moon/トウモロコシの収穫月)」と呼ぶようです。
農産物を収穫する秋にちなんで、この名前がつけられたと言われています。同じまるい月でも、季節感が感じられますね。
お天気ニュース記事をアプリで見るお天気ニュース記事一覧
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは2025年9月の満月を「コーンムーン(Corn Moon/トウモロコシの収穫月)」と呼ぶようです。
農産物を収穫する秋にちなんで、この名前がつけられたと言われています。同じまるい月でも、季節感が感じられますね。
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参考
国立天文台「ほしぞら情報」、アストロアーツ「星空ガイド」
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