台風15号は四国に上陸か　活発な雨雲は東海まで拡大

台風15号は4日(木)23時の推定で、愛媛県宇和島市の南西の海上を北北東に進んでいるとみられます。日付が変わる頃には四国に上陸する見通しです。

台風と太平洋高気圧の間で南寄りの風が強まっていて、湿った空気が次々と流入し、太平洋側を中心に雨雲が発達しやすくなっています。九州では大雨の峠を越えた一方で、四国や近畿、東海で雨が強まり、22時50分までの1時間には愛媛県宇和島市で46.5mmの激しい雨、和歌山県新宮市で28.0mm、愛知県常滑市・セントレアで21.5mmの強い雨を観測しました。

四国では24時間雨量が200mmを超えている所があり、台風が通過する5日(金)未明にかけて土砂災害などの危険性が高まるとみられます。

5日(金)の日中は台風の東進に伴い、近畿から東海、関東の太平洋側が強雨の中心となります。東北でも太平洋側の一部では活発な雨雲が形成され、雨量が増加する見通しです。5日(金)の午後にかけて多い所では200mm以上の大雨になるおそれがあるため、土砂災害や低い土地の浸水、都市河川の急な増水などに警戒をしてください。
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