気象庁1か月予報
関東以西は残暑長引く　北日本は気温変化に注意

太平洋高気圧の勢力は平年よりはゆっくりとしたペースで後退していく予想です。気温は全国的に平年よりも高い予想となっています。

平年の気温自体が下がっていくため、西日本、東日本でも猛暑日になる日は少なくなるものの、しばらくは残暑が続く見込みです。気象庁は9月10日(水)頃からの5日間の平均気温が平年よりもかなり高くなる可能性が高いとして、沖縄から東北を対象に高温に関する早期天候情報を発表しました。

北日本も1か月の平均では平年より高い気温となりますが、寒気の影響を受けるタイミングがあり寒暖の変化が大きくなる見通しです。

西日本、東日本を中心に高気圧に覆われやすく、平年よりも晴れる日が多い予想となっています。降水量は九州北部から関東甲信にかけて、平年よりも少なくなる見込みです。

関東などは夏の期間の雨が少なく厳しい暑さが続いたことで、ダムの水位が平年よりも少なくなっている地域があります。台風15号の通過によりまとまった雨が予想されてはいるものの、その後の降水量によっては渇水が懸念されるため注意が必要です。

北日本は日本海側を中心に低気圧や前線の影響を受けやすく、北陸と東北日本海側、北海道の降水量は平年並みの予想となっています。沖縄や奄美は湿った空気や熱帯低気圧（台風）の影響を受ける可能性があるため、平年並みの降水量を見込んでいます。
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