紅葉見頃予想を発表
北海道大雪山は来週末、京都は11月下旬から見頃へ

2025-09-04 12:19 ウェザーニュース

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9月に入り、朝晩は少しずつ秋の気配を感じられる日も出てきました。標高の高い室堂平(富山)や大雪山系(北海道)では、山頂付近から色付きが始まっています。ウェザーニュースでは、この秋の天候などをもとに2025年の紅葉見頃予想を発表しました。全国の紅葉名所の見頃日を確認して、紅葉狩りの計画にお役立てください。

■ポイント■

・見頃は広範囲で平年並〜やや遅い
・一部で猛暑による葉焼けや虫食いなど
・北日本中心に秋の天候は好条件
全国の紅葉見頃情報・予想

見頃は広範囲で平年並〜やや遅い

葉が色付く時期は秋の気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、気温が高いと遅くなります。

標高2000mを超える室堂平(富山)や大雪山系(北海道)では朝晩の気温が徐々に下がり、山頂付近から色付きが始まりました。

今秋も全国的に暖かい空気に覆われやすいため平均気温は高い傾向にありますが、北日本や北陸では期間を通して、関東甲信や東海、西日本では10月中旬以降は天気が周期変化する見通しです。

晴れる日の朝晩は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃になるとみています。

一部で猛暑による葉焼けや虫食いなど

夏の天候は葉の育ち具合や傷み具合を左右し、色付きの良さに影響を与えます。

今夏は太平洋高気圧の影響で北日本から西日本は晴れた日が多く、各地で記録的な高温となりました。

お天気アプリ「ウェザーニュース」を通じて8月22〜26日に葉の状態を調査し、全国2,080人に回答をいただきました。調査の結果、全国的に夏の天候によって葉焼けしている可能性があり、特に北海道は葉の大きさが不揃い・葉の縁がカールしている・虫食いがあるなど、一部の葉の健康状態はあまり良好とは言えません。

また、8月は東北北部や北陸、九州を中心に前線・低気圧・台風の影響を受けました。これらの大雨により、紅葉名所では通行止めなどが発生している所があります。

北日本中心に秋の天候は好条件

葉が鮮やかに色付くためには、夏の天候だけでなく秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要です。

葉の健康状態はあまり良くありませんが、今秋は北日本を中心に天気が周期変化して、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しや雨、朝晩の冷え込みが見込めます。

秋雨前線やこれに向かって流れ込む湿った空気の影響で、9月下旬は西日本で、10月上旬〜中旬は西日本太平洋側や東日本で大雨となるおそれがあり、大雨の状況次第では紅葉の見栄えや名所へのアクセスに影響が出る可能性があります。随時最新の情報を確認してください。

また、今週は台風による影響にも注視が必要です。

※見頃の定義:一つの名所の中で、全体の約7割が色付いたときから落葉が始まった日まで
※見頃開始日の平年:2004〜2024年の期間で、紅葉が見頃を迎えた日の平均
※天候の平年:1991〜2020年の過去30年平均

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コーポレートブログ 「紅葉担当に聞く!アプリの使い方」
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