【各地で記録的な大雨】ウェザーニュース for business振り返り(2025/9/8〜9/14)

2025-09-15 09:01 ウェザーニュース

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9月2週目は各地で記録的な大雨となり、大規模な冠水や河川の氾濫など大雨被害が発生しました。ウェザーニュース for businessで振り返ります。

週明けは新潟県で記録的な大雨

大雨リスク対策
オホーツク海の低気圧から伸びる前線が南下し、日本海側の地域を中心に広く雨が降りました。

新潟県新潟市の新潟空港(松浜)では8時10分までの1時間に観測史上1位となる63.5mmの非常に激しい雨を観測しました。
>>関連記事:秋雨前線が停滞 日本海側は強雨や雷雨に注意

長崎県・熊本県で線状降水帯が発生

雨雲レーダー
10日(水)朝、九州北部で局地的に激しい雨が降り、気象台は長崎県南部、熊本県天草・芦北地方で線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして、「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。

当時の雨雲レーダーで九州方面を確認すると、ウェザーニューズが「線状降水帯」が発生していると解析した「ピンク」のエリアが表示されています。

長崎県の島原半島〜熊本県の天草付近では非常に激しい雨が降り続き、3時間に150mmを超える雨が降ったとみられます。
>>関連記事:長崎県・熊本県で線状降水帯による大雨 災害発生に警戒

関東で発生した大規模な雷雨

雨雲レーダー 11日(木)15時00分
11日(木)は、関東に停滞した秋雨前線に湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になりました。

午前中の日差しで気温が上がったことと、東京湾から流れ込む風が神奈川県東部でぶつかり合ったことにより、わずか30分で発達した積乱雲が非常に強い雨を降らせました。

目黒区では1時間に134mmという観測史上最大の雨量に。都内を含む各地から大規模な冠水、建物への浸水の報告も多数寄せられました。
» 【写真】各地の被害状況を見る
実況監視コンテンツ:水位
記録的な大雨に伴い、目黒川など都内の一部の河川が増水し、氾濫危険情報(警戒レベル4相当)が発表されました。
>>関連記事:東京 目黒川が氾濫のおそれ

東京都大田区や品川区では一部の区域に対して警戒レベル5の「緊急安全確保」の避難情報が発令されました。
>>関連記事:東京都品川区と大田区の一部に「緊急安全確保」発令
>>関連記事:【速報】9月11日(木) 関東で発生した大規模な雷雨 ウェザーニュース for business振り返り

三重県で猛烈な雨、冠水・浸水被害

雨雲レーダー 12日(金)21時25分
12日(金)、三重県では夜のはじめ頃から夜遅くにかけて、1時間に80mm以上の猛烈な雨が相次いで解析され、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。

四日市では22時14分までの1時間に、同地点での観測史上1位の値を更新する123.5mmの猛烈な雨を観測し、ウェザーニューズが「線状降水帯」が発生していると解析した「ピンク」のエリアが表示されました。

周辺では冠水や浸水の被害が多数報告されました。
» 【写真】三重県で冠水・浸水被害

三連休前半は低気圧や前線が通過

雨雲レーダー 14日(日)3時00分
三連休初日の13日(土)は、前線を伴った低気圧が日本海を進み、夜から14日(日)にかけて北海道を通過しました。

前線や低気圧の周辺では雨雲が発達し、北海道の道東・道南では1時間に30mmi以上の激しい雨を観測。アメダス森野では24時間で391.0mmの雨量を観測しました。風も強まり、函館市では16時07分に最大瞬間風速21.3m/sを観測し、荒れた天気となりました。
>>関連記事:北海道で雨の範囲が拡大 明日の午前にかけて風雨強まる

14日(日)は北海道を通過した低気圧から伸びる前線が本州に南下。日本海側を中心に、未明から強雨や雷雨となりました。特に九州北部や山陰を中心に雨が強まり、1時間に50mm以上の非常に激しい雨を観測しました。

3時間降水量をみると、島根県大田市(3時30分までに102.5mm)や出雲市(4時00分までに100.5mm)では100mmを超えました。
>>関連記事:秋雨前線が南下 日本海側は午前を中心に雨が強まる

猛暑は落ち着いた?

アメダス気温
8日(月)~10日(水)は太平洋高気圧に覆われました。関東から九州の広い範囲で35℃の猛暑日となり、季節外れの暑さとなりました。名古屋市では10日(水)に年間50日目の猛暑日を記録し、猛暑日日数の新記録を更新しました。
>>関連記事:名古屋 年間の猛暑日日数の記録更新

一方、11日(木)~13日(土)は東海から西日本では蒸し暑さは残ったものの、雲に覆われたことで猛暑は収まりました。全国で35℃以上の猛暑日地点はゼロとなりました。

三連休中日の14日(日)は関東など太平洋側を中心に暑さが戻りました。35℃以上の猛暑日となったところもあ、引き続き熱中症に注意が必要です。

【気候変動番組】100年天気予報~消えるかもしれない“海のアイドル”たち~


専門番組「100年天気予報」。毎週、違った角度から“未来の気候”に迫ります。

第18回のテーマは「消えるかもしれない“海のアイドル”たち」私たちにとって身近で愛される存在 ― サンゴ礁やラッコ。しかし気候変動の影響で、彼らの生きる環境は大きく揺らいでいます。

<今回の内容>
・わずかな海域に広がる“海の熱帯雨林”とは?
・真っ白に変わる現象、その最新の状況は…
・自然現象が思わぬ影響を与える?
・消えたラッコが残した“ある変化”とは
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