熱帯低気圧が沖縄付近から北上　西日本から東日本で大雨の可能性

熱帯低気圧が沖縄の東の海上を北上して、明後日4日(木)の朝には九州の南に達する予想となっています。

熱帯低気圧と太平洋高気圧の間で気圧差が大きくなることで南寄りの風が強まり、湿った空気が西日本・東日本の太平洋側に次々と流れ込む見込みです。秋雨前線も南下しているため、熱帯低気圧の周辺やその東側では雨雲が発達しやすくなります。

明後日は四国から紀伊半島にかけての太平洋側を中心に雨が強まる可能性があるため注意が必要です。
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また、西日本の太平洋沿岸は海面水温が高く、九州や四国の沖合では30℃前後と平年のこの時期に比べて2〜3℃ほど高い水準です。

沖縄の東海上と同じか若干高いくらいで、風の環境などによっては九州や四国に近づいてから熱帯低気圧が発達してもおかしくありません。予想よりも発達した場合は熱帯低気圧の周辺で雨が強まることになります。

5日(金)にかけては本州の太平洋沿岸に沿って進む予想で、西日本から東日本の太平洋側の広い範囲で大雨となるおそれがあります。現時点では熱帯低気圧の勢力や動きなどの予測に不確実性が大きいため、今後の動向に注意をしてください。
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